感染症で命を落とす1日4,000人の子どもたちを救うために必要なのは包括的で継続的な支援
PR TIMES / 2023年4月21日 20時45分
世界予防接種週間に伝えたい途上国ワクチン支援の現状
2023年4月21日(金)~4月28日(金)は「世界予防接種週間」です。途上国の子どもたちを感染症から守るために大切なのが、ワクチン以外に、コールドチェーンや医療関係者のトレーニングまで含めた、包括的で継続的なワクチン支援です。
世界予防接種週間に際し、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(東京都港区、以下JCV)は、1日4,000人の子どもが必要なワクチンを接種できずに亡くなっている現実と、1994年から続ける、彼らの命を守るための「子どもワクチン支援活動」について周知し、支援の参加を呼びかけたいと思います。
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【感染症予防に効果的なワクチン】
感染症の予防には、ワクチンの接種が非常に有効です。例えば、はしか(麻疹)の場合、ワクチンを1回接種することで95%、2回接種することでほぼ全ての人が免疫を獲得できるとされています。また、結核の場合、生後1歳までに接種することにより、発症は約50~75%、重篤な髄膜炎や全身性の結核は60~80%程度、罹患するリスクを減らすことができます。
【包括的で継続的なワクチン支援の必要性】
このように、感染症の予防に必要不可欠なワクチンですが、途上国においては、ワクチンそのものを贈るだけではなく、より包括的なワクチン支援が求められています。例えば、コールドチェーンと呼ばれる低温を保ったままワクチンを保管するための機器類(冷凍庫・冷蔵庫や運搬のためのコールドボックス等)や医療関係者のトレーニングといった、ワクチン接種を行うための環境を整えていく支援も必要です。
また、ワクチンの接種を受けられず、免疫を持たない世代を作らないことも必要とされています。日本を含めた先進国においても、様々な要因によって、ワクチン接種者が少なかった世代が感染源となり、感染症が広まってしまった事例が報告されています。
2019年に発生して6,000人以上が死亡したとされる、コンゴ民主共和国でのはしかの大流行のように、医療体制が未発達な途上国では、多くの人々が亡くなることも珍しくありません。そのため、どの世代の子ども達もワクチンを接種できるように、継続した支援も必要とされます。
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【1994年より続けているJCVの子どもワクチン支援活動】
JCV は、1994年の創設時より継続して、感染症から子どもたちの命を救うために、支援者の皆さまからお預かりした寄付をワクチンや関連機器に換え、現地のUNICEF事務所及び現地政府と連携して、開発途上国にワクチンを贈り、子どもたちの未来を守る活動を行っています。2022 年は、常時支援国のミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの 4 カ国に1億1,606万6,601円分の支援を実施しました。 (支援の詳細はこちら → https://www.jcv-jp.org/activity/countries)
創設当時は、1日8,000人もいた感染症で亡くなる子どもの数は、継続支援の効果もあり、現在では1日4,000人に半減いたしましたが、それでも20秒に1人の子どもが、尊い命を落としており、多くの支援を必要としています。
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【1人分20円のワクチンを子どもたちに届ける方法】
感染症を予防するためのワクチンはとても安価です。ポリオやBCG(結核)ワクチンは僅か約20円、比較的高価なMMR(はしか、おたふくかぜ、風疹)ワクチンでも約225円に過ぎません。例えば、100円でポリオワクチン5人分、はがき25枚のご支援が、ポリオ、はしか、おたふくかぜ、風疹、結核、ジフテリア、百日咳、破傷風のワクチンと注射器3人分に相当し、誰もが気軽に支援活動に参加できます。
支援の参加方法も様々(下記ご参照)。子どもたちの笑顔と未来を守るため、皆さまに合った方法を見つけ、ぜひ子どもワクチン支援活動への参加をご検討ください。
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【団体概要】
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