日本の主要空港、モバイル・ネットワーク・エクスペリエンスが 全国平均を上回る

全体のダウンロード・スピードと5Gダウンロード・スピードは11.6％向上、 利用率も高まる



Opensignal（本社：ロンドン）は、日本の主要23空港におけるモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスを分析したレポートを発表しました。本レポートでは、ダウンロード・スピード、アップロード・スピード、遅延、ジッター、パケット損失、また最初の1バイトを受信するまでの時間による一貫した品質や、5G体感などを包括的に分析しています。

主要な結果
● 日本の空港周辺では、全国平均よりも速いダウンロード・スピードと5G利用率が高い事が確認されました。
● NTTドコモはダウンロード・スピードで1位を獲得し、auは5Gダウンロード・スピードで楽天モバイルとトップを分け合いました。
● 楽天モバイルはアップロード・スピードの両指標で競合他社を大きく引き離し、1位を獲得しました。
● ソフトバンクは5Gビデオ・エクスペリエンスで1位を獲得し、auは音声アプリ・エクスペリエンスで1位を獲得しました。
● auは5G利用率と4G/5G利用時間で1位を獲得しました。
● 空港全体のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスの一貫した品質は全国平均よりも低い水準であり、電波がない時間も全国平均よりも長くなっています。

■ 日本の空港におけるモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス
[画像1: https://prtimes.jp/i/54143/41/resize/d54143-41-4f296ef26bae4cc68110-0.png ]


日本の空港では、旅客や空港職員向けのモバイル・サービスの質向上のため、5Gインフラへの投資が進められています。Opensignalの分析によると、日本の空港利用者は、全国平均よりも速いダウンロード・スピードと5G利用率を体感しています。

● ダウンロード・スピード：日本の空港利用者のダウンロード・スピードは、全国平均46.8Mbpsに対して、52.3Mbpsを記録しました。これは約11.7％の向上となります。
● 5Gダウンロード・スピード：日本の空港利用者の5Gダウンロード・スピードは、全国平均154.9Mbpsに対して、172.8Mbpsを記録しました。これは約11.5％の向上となります。
● 5G利用率：日本の空港利用者の5G利用率は、全国平均7.2%％に対して、13.4％を記録しました。これはほぼ2倍の増加となります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/54143/41/resize/d54143-41-96e9996d2090424cf1b2-1.jpg ]


■ オペレーターごとの結果
[画像3: https://prtimes.jp/i/54143/41/resize/d54143-41-6dc4ea03583a0df8aef5-2.jpg ]

4大モバイルオペレーターの空港におけるパフォーマンスは以下のとおりです。

● NTTドコモ：ダウンロード・スピードで1位を獲得し、5Gダウンロード・スピードでも楽天モバイルとトップを分け合いました。
● au：音声アプリ・エクスペリエンスで1位を獲得し、5G利用率と4G/5G利用時間で1位を獲得しました。
● ソフトバンク：5Gビデオ・エクスペリエンスで1位を獲得し、5Gゲーム・エクスペリエンスはauと共同勝者の結果を残しました。
● 楽天モバイル：アップロード・スピードの両指標で1位を獲得し、5Gダウンロード・スピードでNTTドコモとトップを分け合いました。

■ 課題と展望
日本の空港におけるモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスの一貫した品質は、全国平均よりも低い水準であり、電波がない時間も全国平均よりも長くなっています。

一貫した品質：日本の空港利用者のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンスの一貫した品質スコアは、全国平均81.9％に対して、78.6％を記録しました。
電波がない時間：日本の空港利用者の電波がない時間は、全国平均0.4％に対して、5％を記録しました。

これらの課題を克服するためには、オペレーターは空港周辺におけるネットワーク・インフラの強化と電波状況の改善に取り組む必要があります。

注：内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。

Opensignalについて
Opensignalは、消費者のネットワーク体感と意思決定に関する独立した知見を提供するグローバル・プロバイダーです。オペレーターは、Opensignalが提供するモバイルおよびブロードバンド・ネットワークに関する弊社独自のインサイトを活用することで、エグゼクティブ・レベルのスコアカードや公的検証から、特定レベルのエンジニアリング分析や消費者の意思決定に至るまで、利益の改善や、業界に勝ち残るためのソリューションを得ることができます。弊社の分析方法は独自のもので、高い透明性を担保し、すべてのオペレーターがネットワーク接続を継続的に改善できるよう支援します。弊社は米国、カナダ、英国に本社を擁し、南米とアジアに営業拠点を展開しています。

【調査概要】
・調査期間
2023/9/1 - 2024/2/24
・調査対象
日本の主要23空港
・有効回答数（サンプル数）
世界中の1,000万以上のデバイスから数十億もの個別測定を日々収集
・調査方法（集計方法、算出方法）
https://www.opensignal.com/2024/04/16/mobile-network-experience-at-japans-main-airports-surpasses-the-national-average

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