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<2023年、最も売り上げを伸ばした漢方薬を発表!>「KAMPO OF THE YEAR 2023」

PR TIMES / 2023年12月6日 19時15分

~今年は脱コロナの影響で「のどの異常」や「花粉症」関連処方が伸長~

 漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、漢方薬市場の動向や、2023年に売上を伸ばした注目の漢方薬をまとめた「KAMPO OF THE YEAR 2023」を、本日12月6日(水)に発表しました。



 半世紀以上にわたって暮らしに寄り添った漢方薬を提供してきた当社では、漢方薬の最新動向を「KAMPO OF THE YEAR」として取りまとめ、昨年末に初めて発表しました。この企画は、漢方薬市場の動きから生活者が抱える不調を読み解き、当社独自の視点で漢方のトレンドを予測することを目的に、漢方薬を通じて1年を振り返るきっかけになればとの想いで実施しています。本格的に“脱コロナ”の時代を迎えた2023年は、制限緩和により人々の生活も変化し、漢方薬の需要にも影響が表れています。こうした漢方薬市場の動向を分析し、「KAMPO OF THE YEAR 2023」として発表します。

「KAMPO OF THE YEAR 2023」主なトピックス


・漢方薬市場は一般用・医療用ともに直近6箇年で堅実に成長
・20代・30代の若年層では購買指数が上昇傾向に
・2023年も昨年に引き続き“のどの異常”に関連する処方が伸長
・2023年の漢方トレンド:「アレルギー性鼻炎(花粉症)」と「耳鳴り」
・2024年以降、継続的に拡大が予想されるカテゴリーは“フェムケア”



<「KAMPO OF THE YEAR 2023」トピックス紹介>
● 漢方薬市場は一般用・医療用ともに直近6箇年で堅実に成長
 薬局やドラッグストアで販売される一般用漢方薬の市場規模は、直近6箇年では増加傾向にあり堅実な成長を見せています。2021年度はコロナ禍における漢方風邪薬の落ち込みにより減少傾向となりましたが、昨年から回復に転じ、今年は前年比113%を見込んでいます。

 また、医療用漢方薬市場も直近6箇年で継続的に成長。2023年度は前年比103%を見込んでいます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-47228d00523dac4428f6-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-61f0e30bd9f6c9040729-0.jpg ]














● 20代・30代の若年層では購買指数が上昇傾向に
 今年度の一般用漢方薬市場では、20代・30代の若年層需要の増加傾向が見られました。購入個数と来店者数を基に算出した購買指数(PI値)を年代ごとに比較を示した下記のグラフでは、20代・30代ではいずれも前年比110%以上の高い伸長率となりました。一方、年代が高くなるほど伸長率は減少傾向にあり、既存ユーザーの高齢者層だけでなく、漢方薬の需要は幅広い年代に広がっている様子が窺えます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-680f0925e202518ac18d-0.jpg ]


● 2023年も昨年に引き続き“のどの異常”に関連する処方が伸長
 一般用漢方薬市場において、1月~10月の期間で最も伸長率が高かった漢方処方は、しわがれ声やのどの痛みに対応する『響声破笛丸(きょうせいはてきがん)』という結果になりました。2位・3位には咳関連の処方である『麦門冬湯(ばくもんどうとう)』『五虎湯(ごことう)』が入り、上位3位は全て“のどの異常”に関連する処方がランクインしています。

 のどに関する処方が伸びた要因としては、新型コロナウイルスの影響で以前よりも咳への対処意向が高まったことで、セルフメディケーション需要が高まったことが推察されます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-d2f35fc983d34020c647-0.jpg ]


● 2023年の漢方トレンド:「アレルギー性鼻炎(花粉症):秋花粉の需要増」
 2023年の漢方薬市場において、注目すべきトレンドの一つに「アレルギー性鼻炎(花粉症)」があげられます。一般的に「鼻炎」に使われる漢方薬『小青竜湯』の需要は、2019年から2022年にかけて大きく縮小しましたが、2023年は需要が再拡大しています。この背景には、今年の花粉飛散量が例年よりも多かったことや、脱マスクによる影響が考えられます。

 また、10年前の季節指数と比較すると、直近4年間においてはやや秋口にかけての伸長が見られます。一方、春先の指数はダウン傾向にあり、秋花粉(イネ・ブタクサ等)の広まりが需要増に影響していると考えられます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-c7262848a46e94217f14-0.jpg ]


[画像6: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-e71e0272e26a07e9693e-0.jpg ]


● 2023年の漢方トレンド:「耳鳴り」
 耳鳴りの対応する『七物降下湯(しちもつこうかとう)』『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』が昨年に続き大きく伸長したことも、今年の特徴の一つです。高齢化社会の到来による患者数の増加をベースに、一般用漢方薬での対処という選択が広がっていることが推察されます。メーカー各社による投資効果も相まって、今後さらに伸長の見込まれる市場の一つです。
[画像7: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-54567bfa47f3d5f5b0c1-0.jpg ]

 耳鳴りの原因はさまざまで、「ストレス・疲れ」や「気圧の変化」のほか、中高年以上の方は加齢や高血圧に起因するケースも考えられます。耳鳴りに対応する漢方薬は複数処方あるため、症状や自身のタイプに合わせて柔軟に選択できる点も、耳鳴りへの対処に漢方薬が選ばれている要因だと推察できます。
[画像8: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-1a34cb1908f1fa0ff2a3-0.jpg ]


●2024年以降、継続的に拡大が予想されるカテゴリーは“フェムケア”
 女性活躍の推進や社会の意識変化などを要因に“フェムケア”、“フェムテック”領域には引き続き高い関心が寄せられています。“フェムテック”が広がり始めた当初は、テクノロジーを活用したアイテムに注目が集まりましたが、近年では、目新しさから個人の悩みに合わせた“フェムケア”に広がりを見せています。

 漢方薬はPMSや月経不順、更年期といった症状に対し、そのような病名が無かった時代から、女性特有の疾患効果があるとして用いられてきました。女性特有の多種多様な悩みと漢方薬の親和性は高く、実際にフェムテック・フェムケアという言葉が日本で広がり始めた2019年前後から、女性疾患処方の伸長が顕著に表れており、年平均11.7%の成長率で拡大しています。フェムケア関連市場の拡大とも相まって、漢方薬の視点からも非常に注目度の高いカテゴリーであると考えています。
[画像9: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-f8947ab56d2e76b55244-0.jpg ]



■クラシエ薬品について
[画像10: https://prtimes.jp/i/72329/76/resize/d72329-76-7b05e20f260542a9196d-9.png ]

クラシエ薬品は漢方のプロフェッショナルとして、半世紀以上にわたり日本に暮らす人々の健康で豊かな暮らしをサポートしてきました。漢方薬を中心に一般用医薬品から医療用医薬品まで自社一貫体制の下で幅広く提供しています。
近年、健康の価値や暮らしのあり方が大きく変化している社会の状況を受けて、クラシエ薬品は漢方事業における医療用分野と一般用分野の連携を強め、「クラシエの漢方」として事業一体で漢方薬を通じた健康価値の提供を高めていくことに挑戦していきます。
漢方を通じて、日本に暮らす人々が自らの健康を総合的に見つめ、理想とする健康的な暮らしをつくることをサポートしていきます。

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