高分子材料の分解機構の理解、新たな材料設計・開発に役立つ書籍『高分子材料の分解制御技術』が4月5日に発売!
PR TIMES / 2024年4月5日 12時15分
資源リサイクルや環境負荷低減に向けた、高分子材料の分解制御技術を解説!
新材料・新素材、化学などの技術・市場動向レポート発行を行う、株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区、代表:辻賢司)は、書籍『高分子材料の分解制御技術』(監修:粕谷健一/群馬大学大学院)を2024年4月5日に発刊いたします。
定価は税込64,900円(本体価格59,000円+税)で、当社ECサイトおよび全国の書店でご注文を受け付けております。
目次などの詳細については以下の当社サイトをご覧ください。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9402
[画像: https://prtimes.jp/i/117216/133/resize/d117216-133-7b2bad6784b32a500ba5-0.jpg ]
刊行にあたって
本書に掲載される新たな学問分野「結合と分解の精密制御」(R3文科省戦略目標 資源循環の実現に向けた結合・分解の精密制御)は、資源循環型社会を実現するための技術進化に寄与することが期待されています。具体的には、本書では、ケミカルリサイクルに活かせる材料分解の最新技術(第II編)や、環境負荷を低減するための材料分解技術(第III編)について詳述しています。
このような技術を基盤として、使用中は高機能を維持し、使用後は環境に優しく分解できる材料の創出が望まれます。このような材料開発に関連する技術は、化学、物理学および生物学の融合から生まれる新たな分野であり、生体触媒を用いた革新的な触媒開発も含みます。これらの技術は、未来社会が求めるCoolでCleanな環境を創出するための重要な一石を投じるものです。(本書「はじめに」より一部抜粋)
著者
粕谷健一 群馬大学大学院 国岡正雄 元・産業技術総合研究所
高原 淳 九州大学 鈴木義紀 (株)クレハ
山口有朋 (国研)産業技術総合研究所 上村直弘 日清紡ホールディングス(株)
田中真司 (国研)産業技術総合研究所 佐々木健太 日清紡ホールディングス(株)
佐藤 修 (国研)産業技術総合研究所 松坂恵里奈 日清紡ホールディングス(株)
日吉範人 (国研)産業技術総合研究所 早川和寿 日清紡ホールディングス(株)
上村明男 山口大学 橋場俊文 日清紡ホールディングス(株)
西田治男 プラス-N 田中慎二 (国研)産業技術総合研究所
林 幹大 名古屋工業大学 小野英明 (国研)産業技術総合研究所
南 安規 (国研)産業技術総合研究所 吉田 勝 (国研)産業技術総合研究所
吉田昭介 奈良先端科学技術大学院大学 宇山 浩 大阪大学
儀武菜美子 長岡技術科学大学 中山祐正 広島大学
谷川大輔 呉工業高等専門学校 塩野 毅 広島大学
笠井大輔 長岡技術科学大学 榎本有希子 東京大学
松本章一 大阪公立大学 藤枝謙太郎 東京大学
今任景一 広島大学 岩田忠久 東京大学
大山陽介 広島大学 吉村利夫 福岡女子大学
正井 宏 東京大学 柘植丈治 東京工業大学
齋藤 敬 京都大学 鈴木美和 群馬大学
木原伸浩 神奈川大学 黄 秋源 東京大学
山口綾香 福井大学 木村 聡 東京大学
橋本 保 福井大学 橘 熊野 群馬大学大学院
青木大輔 千葉大学 谷口育雄 京都工芸繊維大学
高坂泰弘 信州大学 網井秀樹 群馬大学
湊 遥香 信州大学 網代広治 奈良先端科学技術大学院大学
鈴木大介 信州大学
目次
【第I編 総論】
第1章 高分子材料の化学的劣化と物理的劣化
第2章 高分子材料の生物的分解機構
【第II編 資源リサイクルを志向した分解制御】
第1章 ポリエステルのケミカルリサイクルに向けた解重合反応
第2章 イオン液体を用いたプラスチックの解重合反応
第3章 ポリ-L-乳酸の解重合
第4章 結合交換を活かしたポリエステルのアップサイクル技術
第5章 難分解性プラスチックの解重合
第6章 PET 分解・代謝細菌の代謝機構と応用
第7章 天然ゴム分解細菌の代謝機構と応用
第8章 易解体性接着材料(PBHEMA)
第9章 可逆的な化学反応に基づく接着の光制御
第10章 光安定性/分解性を両立する協働的光分解技術
第11章 光付加環化反応を用いた環境配慮型可逆ポリマー
第12章 酸化分解性高分子材料
第13章 分解・リサイクルを前提とするエポキシ樹脂と熱硬化性CFRP
第14章 カーボネート結合に基づく循環型高分子材料の設計
第15章 サリチル酸を原料とした循環型プラスチック
第16章 高分子微粒子を活用したフィルム成形とマテリアルリサイクル手法
【第III編 環境負荷低減を志向した分解制御技術】
第1章 海洋生分解評価法の標準化動向と標準を活用した社会実装
第2章 加水分解性ポリエステル Kuredux(R)(PGA)
第3章 イオン結合を有する海洋生分解性素材
第4章 生分解性ポリエステルと生分解性ポリアミドの複合化技術
第5章 高強度・高耐水性の海洋生分解性デンプン/セルロース複合材料
第6章 易分解性構造を導入した海水生分解性修飾ポリ乳酸の開発
第7章 ジバニリン酸を利用した生分解性芳香族バイオマスプラスチックの開発
第8章 生分解性高吸水性樹脂
第9章 多機能微生物産生ポリエステルの開発
第10章 プラスチック分解酵素
第11章 酵素内包生分解性プラスチック
第12章 海洋時限生分解性プラスチック
第13章 圧力で誘起される秩序-無秩序転移を利用した高分子の分解制御
第14章 フッ素材料の精密分解
第15章 エステルフリー型分解性高分子材料
本商品のカタログは下記からダウンロードできます。
https://www.cmcbooks.co.jp/upload/save_image/03271026_660375b3da09d.pdf
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