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【報道参考資料】複雑化する中東情勢 イラク北部からシリアへ逃れる人増加/ユニセフ情勢レポート

PR TIMES / 2014年9月2日 15時15分

ポリオ予防接種キャンペーン実施



8月上旬以降、緊迫した情勢が続くイラク北部。少数派のヤズディ教徒たちは、
国境を越えてシリアの難民キャンプへと避難しています。酷暑の中、脱水症状や
避難などで命を失った子どもたちもいます。

シリアのみならず、中東の情勢が不安定さを増す中、ユニセフは支援活動を継続。
暑さ対策と日々の生活に欠かせない水と衛生の支援のほか、シリア及びイラクで
発生が確認されているポリオの大規模予防接種キャンペーンも実施しました。

長らく内戦と激しい戦闘によって、給水や下水施設、また電力施設が被害を
受けていることから、浄水が十分に行えず、下痢をはじめ、水に起因する病気の
増加が懸念されています。

ユニセフの情勢レポートから、最新のシリアと周辺国の情勢とユニセフの支援活動
についてお伝えします。

* * *

活動ハイライト(報告期間:2014年7月14日~2014年8月15日)
・地域内でほかの紛争が増えていることで、シリア難民の状況はより複雑化

・イラク・シンジャル周辺の戦闘により、住民たちがイラクのクルド自治区に
避難するためにシリア北西部を横断しており、その数はこれまでに4万人を超えた
と推計

・さらに、レバノン・アルサルで発生した衝突で、820以上のレバノンおよびシリア
難民世帯が避難を強いられている

・多くの非公式住居が砲撃を受け、避難所やユニセフが支援するさまざまな活動が
行われていたテントが破壊された

・レバノンでは、5月21日~6月20日にかけて栄養診断キャンペーンが行われ、シリア
難民の生後半年~5歳未満の子ども1万6,531人が栄養不良との診断。このうち、77人が
中度急性栄養不良、25人が重度急性栄養不良(合併症なし)と診断され、すべての子どもを治療

・シリア及び周辺国での危機が複雑化する中、2014年8月中旬時点で、ユニセフ・シリア
事務所は必要とする資金のうちの57%が確保できていない。水と衛生分野の資金が最も
不足しており、調達できた資金は要請金額の32%


◆2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数(8月15日時点)


<数値でみる情勢>

◆シリア国内で支援を必要とする
子どもの数: 509万人
人々の数:1,080万3,500人
(SHARP 2014年7月)

◆シリア周辺国で難民として登録または登録待機中の
子どもの数:151万8,749人
人々の数:296万6,798人
(2014年8月15日)

◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内: 1億9,379万米ドル*
シリア周辺国:5億7,028万米ドル*
*2014年1月-12月:中期評価反映

◆資金要請のうち不足している割合


<参考情報>

シリア危機:避難民などの数(2014年8月15日時点)

他の数値は、人口の46%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNHCRの推計値に基づく

※レバノン:別途、地域が受け入れているシリアの人々 150万人と推定 (RRP6推計より)

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