生態系を回復させ、温暖化まで止める! 世界で大注目の農業の第一人者による野心的な土壌のバイブル『土を育てる――自然をよみがえらせる土壌革命』5月30日発売
PR TIMES / 2022年5月30日 12時15分
あらゆる土が「真に生きた土」に変わる奇跡のカーボン・ファーミングとは?
たび重なる凶作の苦難を乗り越え、著者が自然から学んだ「土の健康の5原則」。そこには、生態系の回復や「カーボン・ファーミング」のエッセンスが凝縮されています。地中の生態系のはたらきを阻害しなければ、どんな土でも“真に生きた土”に変わり、さらにやせた土地の回復は、食料危機、気候変動問題などさまざまな課題の対策にもつながるのです。
有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びるリジェネラティブ(環境再生型)農業。そのパイオニアによる初のノンフィクションがNHK出版より5月30日に発売されます。
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「すべての命は土あってこそ」―この認識はいま、私のなかに深く根を張っている。日々の仕事のなかでも、「土を育て、守り続ける」という目標のもと、ほぼすべての意思決定を行っている。よりどころにしているのは5つの原則。数十億年の時を経て、自然がつくり出してきた原則だ。太陽が照り、植物が育つかぎり、地球上どんな場所でも変わらない。(本文より抜粋)
自然から学んだ「土の健康の5原則」
土の健康に欠かせない5つの原則は以下のとおり。
第1の原則 土をかき乱さない
土を機械的、化学的、物理的になるべくかき乱さない。耕すと土壌の構造が壊れてしまう。
第2の原則 土を覆う
土はつねに覆う。風や水による流出から守られ、また土壌生物のエサと棲み処にもなる。
第3の原則 多様性を高める
植物も動物も多様性を確保する。多様性があることで生態系の機能は強化される。
第4の原則 土のなかに「生きた根」を保つ
生きた根は土壌微生物のエサのもととなる炭素を供給し、土壌微生物は植物のエサとなる養分の循環をつくり出す。
第5の原則 動物を組み込む
動物が植物を食べることで植物が刺激され、土により多くの炭素が送り込まれる。
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試行錯誤のなかで著者がたどりついた「土の健康のための5原則」は農園、家庭菜園、ガーデニングまであらゆる栽培に役立ちます。さらに土の再生は生態系の回復につながり、SDGsや気候変動、食の安全など21世紀のさまざまな課題への解決の糸口にもなるのです。地球の土の上に生きるすべての人に、土が生態系に与える力と自然への新たな見方に気づかせてくれる貴重な1冊です。
各氏絶賛! 原書は米アマゾンで約1000の5つ星レビューを獲得
「土は生命現象の産物、そして生命のゆりかご。土から始まる環境革命の実践書」――福岡伸一(生物学者)
「人が土を育て、土が人間を育てる。土をケアする営みは、こんなにも奥深く切実で面白い」――森田真生(独立研究者)
内容
日本版に寄せて
はじめに いちばんの師
第1章 絶望からの出発
第2章 自然がよみがえる
第3章 リジェネラティブの気づき
第4章 牛が牛でいられるように
第5章 次世代に引き継ぐ
第6章 ブランドをつくり出す
第7章 土の健康の5原則
第8章 カバークロップの偉大な力
第9章 土さえあればうまくいく
第10章 収量よりも収益を
おわりに 行動を起こす
著者
[画像3: https://prtimes.jp/i/18219/491/resize/d18219-491-9ff7ee5a1bfc292b81b9-1.jpg ]
ゲイブ・ブラウン Gabe Brown
気候変動対策として、いま世界で注目を集める環境再生型農業のパイオニア。米ノースダコタ州で2,000ヘクタールの農場・牧場を営む。妻と息子の家族3人でたび重なる危機を乗り越えて、化学肥料・農薬を使わず、自然の生態系を回復させる新たな農業を確立した。彼の農場には国内外から毎年数千人の見学者が訪れるほか、講演やメディア出演も多数行い、世界中にリジェネラティブ農業(環境再生型農業)のメソッドを伝えている。米国不耕起栽培者賞、天然資源保護協議会から成長グリーン賞を受賞。
商品情報
[画像4: https://prtimes.jp/i/18219/491/resize/d18219-491-37f9c26bd68f8a109001-3.jpg ]
出版社:NHK出版
発売日:2022年5月30日
定価:2.420円(税込)
判型:四六判
ページ数:280ページ+カラー口絵8ページ
ISBN:978-4-14-081900-5
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140819006
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