大藪春彦賞受賞作! 歴史小説界の超新星が放つ最前線のノンストップエンターテインメント!「殺さない」すがる×「殺し屋」音無。最高の忍びタッグが「呪われた巻物」の奪還に挑む――
PR TIMES / 2023年12月27日 21時40分
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株式会社新潮社は12月25日に武内涼さんの文庫新刊『阿修羅草紙』を刊行します。
第24回大藪春彦賞受賞作である本作の著者は、いま最も勢いのある気鋭の歴史・時代小説家、武内涼氏。2011年『忍びの森』でデビューし、そこから「妖草師シリーズ」、「忍び道シリーズ」「謀聖 尼子経久伝シリーズ」など忍びや歴史を中心に、エンターテインメントに富んだ数々の話題作をコンスタントに生み出しており、まさに今後の歴史・時代小説界を引っ張っていく一人です。
そんな著者が手掛けた今作は、応仁の乱直前の陰謀渦巻く京で、くノ一・すがると伊賀忍者・音無が暗躍する一気読み必至のノンストップエンターテインメント。標的以外の相手を殺さないすがると、任務遂行のためなら手段を選ばない音無。正反対の2人が奪われた「呪いの巻物」を取り返すためタッグを組んで、ぶつかり合いながらも、守護大名や花の御所の闇に挑む、アクションあり、ミステリあり、恋愛ありの傑作長編です。小さい頃より忍者が大好きだった武内さんの忍者に対する愛情と憧れを強く感じ取ることが出来ます。司馬遼太郎『梟の城』にハマった方にはおススメの一冊です。
■あらすじ
時は1466年。室町幕府の権威は衰え、将軍の統御が全く及ばぬ乱世が天下に生まれていた。その乱世で、比叡山延暦寺に仕えるものが住まう山里には、「八瀬忍者」と呼ばれる忍びがひっそりと暮らしていた。八瀬忍者の一人、くノ一のすがるもその一人。淡々と任務をこなし、日々を過ごしていた。そんな平凡な日々も突如崩れ落ちる。八瀬忍者が警備を務めている延暦寺の封蔵が何者かによって襲撃され、三つの寺宝が盗まれたのだった。この襲撃によって、蔵を守っていた父と幼馴染を失ったすがるは、寺宝を奪還し犯人に復讐を遂げるべく、陰謀渦巻く京都に向かう――。
寺宝の奪還を命じられたすがるは、援軍として雇われた伊賀忍者の音無といがみ合う。任務の実行に当たり、無駄な殺しはしないすがるに対して、音無は任務遂行のためであれば、あらゆる手段を使い、一般人の犠牲もいとわない。忍びとして正反対の考えを持つ二人は、激しく対立しながらも、京で暗躍する伝説の忍びとの死闘、大名家への潜入など、過酷な任務を通して少しずつお互いの強さや考えを認め合っていく……。
盗まれた寺宝の中に、「阿修羅草紙」がある。「見たものは天下に大乱を引き起こす」と言い伝えられているその巻物は、数々の国を滅ぼしたという伝説があった。そんな呪いの巻物が何故か京の各地に出没し、「花の御所」での権力争い、守護大名たちの対立に大きな影響を及ぼし始める。やがて巻物の探索は京全体を巻き込み、壮絶な忍者同士の死闘へと発展していく……。果たして誰が何のために寺宝を盗んだのか。やがて明かされた驚愕の真実とは、そしてすがると音無の運命は――。歴史・時代小説ファン必見のノンストップエンターテインメント!!
■著者略歴
武内涼(たけうち・りょう)
1978(昭和53)年、群馬県生れ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作とな った原稿を改稿した『忍びの森』で2011(平成23)年にデビュー。 15年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。 22(令和 4 )年『阿修羅草紙』で第24回大薮春彦賞受賞。他に『戦都の陰陽師』シリーズ、『忍び道』シリーズ、『謀聖 尼子経久伝』シリ ーズ、『駒姫─三条河原異聞─』『敗れども負けず』『東遊記』『厳島』など。
■書誌情報
【書名】 阿修羅草紙(新潮文庫刊)
【著者】 武内涼
【発売日】 2023年12月25日、電子書籍も同日配信開始
【定価・電子書籍の希望小売価格】 1100円(税別)
【ISBN】 978-4-10-101553-8
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