ESPNが25歳以下の選手を格付け　1位に輝いたのはマーベリックスのルカ・ドンチッチ

NBA Rakuten / 2021年4月7日 12時59分

3位には新人のラメロ・ボールが選出

日本時間4月7日（現地6日）、『ESPN』のボビー・マークス記者、ケビン・ペルトン記者、マイク・シュミット記者が、NBAの25歳以下の選手をポテンシャルという観点から格付けしたランキングを発表した。

このランキングは、3人の記者によるランクを平均化して順位を決定。今回トップに君臨したのが、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチだ。

現在22歳のドンチッチは、昨季の同ランキングでも1位に選ばれており、2年連続での選出はアンソニー・デイビス（ロサンゼルス・レイカーズ）、ヤニス・アデトクンボ（ミルウォーキー・バックス）、ケビン・デュラント（ブルックリン・ネッツ）に次いで4人目だという。

今季は平均28.6得点、8.1リバウンド、8.8アシストを記録し、ここまでのFG成功率（48.8％）と3ポイント成功率（37.1％）はキャリアハイだ。

すでにオールスターのスターターに2回選ばれ、2年連続のオールNBA入りも濃厚。オールNBAチームに選出されれば、オフシーズンに5年最大2億ドルの契約延長を結ぶことが可能だと、マークス記者は伝えている。

実力、実績ともに申し分ないドンチッチに次いで、2位にランク入りしたのがニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンだ。

ペルトン記者は、「昨季も2位に入ったが、2年目の活躍でその座を確実なものにした」と称賛。ドリブルからのプレイメイク力が成長し、驚異的なFG成功率（62.4％）を維持したまま得点力も上がっているとした。

次の課題としてペルトン記者は、いかに自身の活躍をチームの勝利につなげるかという点を挙げ、「徐々に良くなっている守備はチームの助けになるだろう」とさらなる成長を求めている。

ドノバン・ミッチェル（ユタ・ジャズ）やジェイソン・テイタム（ボストン・セルティックス）といった実力者が残るなか、3位にはシャーロット・ホーネッツの新人ラメロ・ボールがランクインしている。

手首を骨折して戦線を離脱するまでの41試合で平均15.9得点、5.9リバウンド、6.1アシスト、1.6スティールを記録していたボールだが、その数字以上のインパクトを残していたとシュミッツ記者は19歳の司令塔を絶賛。ボールには身長198cmという恵まれたサイズ、類い稀な視野の広さ、バスケセンス、創造性、そして揺るぎない自信があるとし、ウィリアムソンとドンチッチ以外では最も伸びしろがあると評した。

25人中11人がオールスター経験ありと、将来有望なタレントが揃うNBA。次代のリーグを牽引するのは果たして誰なのか。若手たちの今後の活躍が楽しみだ。

ランキングの全順位は以下の通り。カッコ内は所属チームと7日時点での年齢。

1位：ルカ・ドンチッチ（ダラス・マーベリックス／22歳）
2位：ザイオン・ウィリアムソン（ニューオーリンズ・ペリカンズ／20歳）
3位：ラメロ・ボール（シャーロット・ホーネッツ／19歳）
4位：ドノバン・ミッチェル（ユタ・ジャズ／24歳）
5位：ジェイソン・テイタム（ボストン・セルティックス／23歳）
6位：ディアロン・フォックス（サクラメント・キングス／23歳）
7位：ベン・シモンズ（フィラデルフィア・76ers／24歳）
8位：デビン・ブッカー（フェニックス・サンズ／24歳）
9位：バム・アデバヨ（マイアミ・ヒート／23歳）
10位：シェイ・ギルジャス・アレクサンダー（オクラホマシティ・サンダー／22歳）
11位：ブランドン・イングラム（ニューオーリンズ・ペリカンズ／23歳）
12位：ジェイレン・ブラウン（ボストン・セルティックス／24歳）
13位：ジャマール・マレー（デンバー・ナゲッツ／24歳）
14位：マイケル・ポーターJr.（デンバー・ナゲッツ／22歳）
15位：ジャ・モラント（メンフィス・グリズリーズ／21歳）
16位：トレイ・ヤング（アトランタ・ホークス／22歳）
17位：ミケル・ブリッジズ（フェニックス・サンズ／24歳）
18位：ドマンタス・サボニス（インディアナ・ペイサーズ／24歳）
19位：アンソニー・エドワーズ（ミネソタ・ティンバーウルブズ／19歳）
20位：ディアンドレ・エイトン（フェニックス・サンズ／22歳）
21位：タイリース・ハリバートン（サクラメント・キングス／21歳）
22位：ジョン・コリンズ（アトランタ・ホークス／23歳）
23位：ジャレット・アレン（クリーブランド・キャバリアーズ／22歳）
24位：ロンゾ・ボール（ニューオーリンズ・ペリカンズ／23歳）
25位：コリン・セクストン（クリーブランド・キャバリアーズ／22歳）