全国の種籾10粒のうち1粒以上は福建省建寧産―中国
Record China / 2024年5月16日 18時30分
福建省三明市建寧県は中国最大のハイブリッド稲種籾生産拠点県で、全国の種籾10粒のうち1粒以上は建寧産だ。
閩江の水源地である福建省三明市建寧県は、丘陵が多く、草木が生い茂り、県内には閩江源国家級自然保護区と国家森林公園がある。同県は中国最大のハイブリッド稲種籾生産拠点県で、全国の種籾10粒のうち1粒以上は建寧産だ。中国新聞社が伝えた。
建寧県のハイブリッド稲種籾生産は1976年に始まった。40年以上の間に、建寧のハイブリッド稲種籾生産品種の数は0から400以上に増え、種籾生産面積は1200ムー(1ムーは6.667アール)以上から現在の15万7000ムーに発展した。全県の農業人口は12万9100人で、2万9500世帯。うち、種籾生産を行う農家は2万3500世帯で、8万人以上が種籾生産により増収を実現している。
建寧のハイブリッド稲種籾生産量は23年に3万8000トンに上り、生産高は22億元(約462億円)を超えた。「建寧種籾」は全国初の種籾の地理的表示証明商標で、製品は全国の稲主要産地でよく売れているだけでなく、フィリピンやベトナムなどの東南アジア諸国にも輸出されている。
建寧の種籾業は目下、田植えの重要な時期を迎えている。30年以上の種籾生産の経験を持つ鄭春華さんは現地でも有名な大規模栽培農家だ。鄭さんは「現在の種籾生産の規模は以前よりも大きくなったが、作業はむしろ楽になり、コストも大幅に下がった。現地の種籾生産は受注生産で、販路に悩むことはない。しかも播種、田植え、施肥、収穫の全過程が機械化されており、収穫高が年々増えている」と話す。
建寧県国家現代農業産業パーク管理委員会の曾明星(ズン・ミンシン)主任によると、建寧産の種籾は中国南方16省・直轄市・自治区の稲主要産地に広がり、かつパキスタン、フィリピン、ベトナム、アンゴラなどの国に輸出されている。年間輸出量は600万キログラム以上に及ぶという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【コメ値上げ】価格を据え置いていた店では6月から3~4割アップ 去年の猛暑+外食需要も影響 田植えの現場では暑さに強い新品種も 福岡
FBS福岡放送ニュース / 2024年5月28日 18時47分
-
広東省の特産品にみる科学技術の力―中国メディア
Record China / 2024年5月26日 23時30分
-
「寧徳製」の自動車2230台が船でメキシコへ輸出―中国
Record China / 2024年5月23日 11時30分
-
タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアのドリアンが中国市場を争う―マレーシアメディア
Record China / 2024年5月22日 6時30分
-
1日当たり1万トンの猫砂を輸出している内モンゴル自治区の街―中国
Record China / 2024年5月22日 4時30分
ランキング
-
1韓国、総選挙を終え日本との防衛交流拡大 影落とす前国防相の不正疑惑
産経ニュース / 2024年6月1日 23時2分
-
2米国防長官、中国との直接対話の意義強調…アジア安全保障会議で演説
読売新聞 / 2024年6月1日 14時32分
-
3ゼレンスキー氏がシンガポール入り=アジア安保会議で2日に演説
時事通信 / 2024年6月1日 20時16分
-
4米国との対立にらみ14億人の食料確保へ、中国が食料安保法施行 国内生産能力の向上狙う
産経ニュース / 2024年6月1日 16時31分
-
5仏看護師「ディエンビエンフーの天使」死去 99歳 インドシナ戦争に従軍
AFPBB News / 2024年6月1日 16時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください