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トヨタの中型SUV『ハイランダー』、ダウンサイズの直4ターボ新搭載… 2023年型は10月米国発売へ

レスポンス / 2022年10月10日 7時30分

トヨタ自動車の米国部門は10月6日、中型SUV『ハイランダー』(Toyota Highlander)の2023年モデルを、10月中に米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、3万6420ドル(約530万円)だ。


◆3.5リットルV6を2.4リットル直4ターボに置き換え


現行ハイランダーは4世代目モデルで、2019年春に登場した。米国市場では、『RAV4』の上に位置するSUVとなる。ハイランダーの2023年モデルでは、従来の3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンを、ダウンサイズの2.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンに置き換えた。最大出力は265hp、最大トルクは42.7kgmを引き出す。排気量を1.1リットル縮小しながら、従来の3.5リットルV6の最大トルク36.4kgmを、17%上回っている。


新しいターボエンジンは、環境性能も引き上げた。すべてのガソリンエンジン搭載車に標準装備される新ターボエンジンは、排ガス中のNOxとNMOG(非メタン有機ガス)を50%以上削減する。従来のV6エンジンと比較して、CO2排出量も削減された。燃費性能に関しては、従来のV6を上回り、複合モードで25MPG(約10.6km/リットル)となる見通しだ。燃費とCO2排出量を削減するために、ストップ&スタートエンジンシステムを採用した。車両が停止するとエンジンも停止し、ドライバーの足がブレーキペダルから離れると、すぐにエンジンが再始動する。


新しいターボエンジンは、最大2.2トンの牽引性能を持つ。VSCを使用して、キャンピングカーなどの牽引時のトレーラーの動きを制御する「トレーラースウェイコントロール(TSC)」を装備した。


◆パフォーマンス重視の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」


新ターボエンジン搭載車は、駆動方式がFF、2種類のAWDシステムから選択できる。オプションのAWDシステムは、前輪のスリップを検知すると、トルクの最大50%を後輪に振り向けることができる。


ターボの「プラチナ」グレードでは、パフォーマンス重視のAWDシステムの「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が選べる。ドライブモードの切り替えやディスコネクト機能を備えたAWDシステムだ。この高度なシステムは、前輪と後輪の間のトルク配分を制御することに加えて、特殊なカップリングを使用して、左右の後輪間でトルク配分行う。


高速道路でのクルージング時など、AWDが不要な場合、後輪のディスコネクト機能が自動的に後輪への駆動トルクの配分を解除し、プロペラシャフトの回転を停止して、燃料消費を抑える。AWDが必要な場合、システムはすぐに、後輪に駆動トルクを再配分する。


◆2つの12.3インチディスプレイ


2023年モデルでは、ボディカラーに新色として、グリーン系のサイプレスを追加した。内装色には、ハーベストベージュとグレーズドキャラメルが加わった。これは、従来のノーブルブラウンに代わるもので、ブラックをアクセントカラーとして使用しているのが特長だ。


「リミテッド」とプラチナグレードには、2つの12.3インチマルチインフォメーションディスプレイ(MID)スクリーンを標準装備する。この12.3インチディスプレイでは、まぶしさを軽減する画面を採用した。どちらのグレードでも、ドライバー正面の7インチTFT メータースクリーンを、12.3インチフルデジタルインストルメントクラスターに置き換えた。4種類の異なるビジュアルモードとして、カジュアル、スマート、タフ、スポーティを導入している。


ダッシュボード中央の12.3インチのセンタータッチスクリーンは、「XLE」と「XSE」グレードではオプションとなる。これらの2つのグレードは、引き続き7インチTFTメータースクリーンを標準装備する。 「L」と「LE」グレードでは、従来の7インチTFTを、新たに4.2インチTFTに置き換えている。

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