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ブレンボ、2023年モータースポーツ世界選手権で70勝、F1で500勝突破

レスポンス / 2023年12月30日 8時30分

ブレーキシステムの開発・製造におけるグローバルリーダーのブレンボは、2023年に開催されたモータースポーツ世界選手権において計70の勝利に貢献し、有終の美を飾ったと発表した。


オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手は、F1ドライバーズチャンピオン3連覇を達成。その影にはブレンボのブレーキキャリパーが存在。ドゥカティ・レノボチームに所属し、ペッコの愛称で知られるフランチェスコ・バニャイア選手は、2022年に続いてMotoGPチャンピオンの座を獲得。ブレンボのフルブレーキシステムとブレンボグループの一員であるマルゲジーニのホイールがマシンに使われていた。


ブレンボは、フォーミュラE世界選手権の全参戦チームにブレーキシステムを供給。Moto2では、レッドブル・KTM・アジョチームに起用されたペドロ・アコスタ選手が、ブレンボのキャリパーとポンプを採用したマシンで勝利し、Moto3では、レオパード・レーシングのジャウメ・マシア選手が、ブレンボのキャリパー、ディスク、ポンプを採用したマシンで王座を獲した。


2023年にF1グランプリレースでブレンボが支えた勝利は500を突破。今年開催されたグランプリレース全22戦で、ブレンボグループのコンポーネントが搭載されたマシンが優勝。同社がF1デビューを果たした1975年から現在までに開催されたグランプリレース851戦のうち507戦において、ベルガモ(イタリア)を本拠地とするブレンボが勝利チームを支えているとしている。


モーターサイクルレースでは、ブレンボがMotoGPを席巻し続け、Moto2、Moto3 、WorldSBKシリーズにおいてマルゲジーニとともに新たな成功を収めた。プレミアクラス(旧500ccクラスと現MotoGPクラス)では、ブレンボが参戦チームへのブレーキシステムの供給を開始した1978年から通算で572の勝利に貢献。


2023年はeモータースポーツ界でも記録を残し、FIA フォーミュラE世界選手権のGen3フォーミュラEシングルシーター フル電動マシン22台すべてについて、ブレンボは5シーズン連続で独占サプライヤーを務めた。


これらのほかにも、FIA 世界耐久選手権(WEC)、GT選手権、IMSA スポーツカー選手権、FIMロードレース世界耐久選手権(EWC)、NASCARカップ、FIMモトクロス世界選手権(MXGP)、FIM エンデューロ世界選手権、FIM トライアル世界選手権、FIA F2選手権、FIA F3選手権、FIA 世界ラリー選手権(WRC)、スーパーフォーミュラ選手権、MotoAmerica(モトアメリカ)、ポルシェ・スーパーカップなど、ブレンボのコンポーネントが採用されたマシンが参戦したレースは、数えきれない。この功績が1975年以降全カテゴリーで通算600を超える世界タイトルの獲得につながっているとしている。

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