ポルシェ『マカン』新型、EVを生産開始…航続591km
レスポンス / 2024年5月18日 15時30分
ポルシェは5月14日、SUVの『マカン』新型のEV、「マカン・エレクトリック」(Porsche Macan Electric)の生産を、ドイツ・ライプツィヒ工場で開始した、と発表した。
新型マカンのEVの生産開始により、ライプツィヒにあるポルシェの工場は、エレクトロモビリティの中核拠点となった。ライプツィヒ工場はフレキシブルな生産ラインが特長だ。1つの組立ラインで3種類のパワートレインを生産することができる。この工場は、将来的にガソリン車、ハイブリッド車、EVをひとつの生産ラインで生産できるよう、最大限の柔軟性を持たせて設計されているという。
新型マカンのEVには、永久磁石シンクロナスモーター(PSM)と呼ばれる電気モーターを搭載する。「マカン・ターボ」グレードの場合、オーバーブースト時の最大出力は639ps、最大トルクは115.2kgmを引き出す。
2つの電気モーターは、パワーエレクトロニクスを介してほぼリアルタイムに制御される。電子制御の「ポルシェ・トラクション・マネージメント(ePTM)」は、現行の4WDシステムの約5倍の速さで作動し、10ミリ秒以内にスリップに対応することができる。さらに、4WDの配分は、選択されたドライビングプログラムによって制御される。リアアクスルの電子制御式ディファレンシャルロックの「ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス(PTV Plus)」も、マカン・ターボのトラクション、走行安定性、横方向のダイナミクスに貢献している。動力性能は0~100km/h加速が3.3秒、最高速は260km/hだ。
バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は100kWh。WLTPサイクルの航続は、マカン・ターボの場合、最大591kmに到達する。800ボルトテクノロジーによって、最大出力270kWで急速充電できる。充電ステーションでは、およそ21分で充電レベルを10%から80%まで引き上げることができる。
バッテリーの高電圧スイッチにより、800ボルトのバッテリーを2つのバッテリー(各バッテリーの定格電圧は400ボルト)に効果的に分割し、バンク充電を可能にした。これにより、HVブースターを追加することなく、最大出力150kWで効率的な充電が行える。AC充電は最大11kWまで対応している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
BMW初のEVワゴン、『i5ツーリング』…欧州で納車開始
レスポンス / 2024年6月1日 9時30分
-
BMW 5シリーズ・ツーリング 新型のEV『i5』、航続560km…新写真を公開
レスポンス / 2024年5月27日 18時30分
-
ルノーのエアロバン『マスター』新型、EVは航続460km…予約受注を欧州で開始
レスポンス / 2024年5月24日 18時30分
-
ルノーの最上位SUVクーペ『ラファール』、300馬力の高性能PHEV登場
レスポンス / 2024年5月17日 19時0分
-
アルファロメオ『ジュニア』、ハイブリッドとEVの受注を開始…イタリアで
レスポンス / 2024年5月8日 11時30分
ランキング
-
1兄・秀吉とは真逆の性格…仲野太賀が大河で演じる豊臣秀長が長生きしたら徳川の世はなかった「歴史のもしも」
プレジデントオンライン / 2024年6月1日 18時15分
-
2診療報酬改定で6月から初診・再診の負担増 医療従事者の賃上げの原資に
産経ニュース / 2024年6月1日 20時15分
-
3今の日本はなぜ円高になりにくいのか…経済アナリスト森永康平氏に聞いた(児玉一希)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月1日 9時26分
-
4古いテレビを捨てたいです。お金をかけず楽に処分するにはどうすればよいでしょうか?【専門家が解説】
オールアバウト / 2024年6月1日 20時15分
-
5山中に違法な繁殖場「悪徳ブリーダー」偽装の手口 問題業者を野放しにするなら法改正も意味ない
東洋経済オンライン / 2024年6月1日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください