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米起業家イーロン・マスク氏がトランプ氏と「和解」か 擁護発言や会食で接近観測広がる

産経ニュース / 2024年5月13日 11時57分

米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、共和党のトランプ前大統領と「和解」か-。11月の米大統領選を前に、2人が接近する動きに注目が集まっている。

マスク氏は最近、トランプ氏への批判に対抗し、擁護する発言をした。

批判は大物俳優ロバート・デニーロさんが、2日放送のテレビのインタビューで行った。独裁者ヒトラーの登場になぞらえ、トランプさんの支持者は「彼の政権復活が、どんなに危険なことか分かっていない」と述べた。「ドイツでヒトラーが登場したとき、みんな真面目にとりあわなかった。道化者(の政治家)だと考えたからだ」と歴史に重ねて、民主党のバイデン大統領への支持を訴えた。

マスク氏は、すかさずX(旧ツイッター)で「トランプ政権の4年間、ヒトラーのような政策はなかった。理不尽だ」と反論した。トランプ氏は「中東和平を進展させた。ヒトラーとは全く違う」と訴え、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンとの国交樹立を仲介した外交成果に触れた。

2人の接近が報じられたのは3月、フロリダ州パームビーチでの会食が報道で明らかになったとき。マスク氏は米CNNで「友人の朝食会に行ったらトランプ氏も来た」と認め、2人だけで会ったのではないと強調した。資金協力については、「金は求められなかった」と否定した。

マスク氏は2020年の前回大統領選で、バイデン氏に投票したと明らかにしている。その後、バイデン政権のテスラへの対応に不満を示し、今回の大統領選では「(共和党のシンボルカラーである)赤い波が必要。そうでないと米国はダメになる」と発信して共和党への支持を示唆した。一方で、トランプ氏への支持は明言していない。

トランプ氏はかつて、バイデン氏に投票したマスク氏を「でたらめ野郎」とののしり、マスク氏は「この男が嫌いではない。だが、もう引退の時」と応じていた。マスク氏はテスラやXのほか、宇宙開発企業のスペースXを率いる実業家。(三井美奈)

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