【大雪】最強寒波到来、東北の広範囲で雪 交通機関に乱れ

産経ニュース / 2017年1月12日 19時15分

吹雪で視界が悪く、ライトをつけて走行する車両=12日午後0時40分ごろ、青森市(福田徳行撮影)(産経新聞)

 この冬最強の寒波が到来したのに伴い、東北地方は12日、広範囲で雪や強風に見舞われ、各地の交通機関に運休・欠航が出た。気象台は猛吹雪や大雪が続く恐れがあるとして、引き続き警戒を呼び掛けている。

 青森市内では時折、強風による吹雪で視界が悪くなり、日中も幹線道路でライトをつけて走行する車が目立った。穏やかな天候が続いていた同市内だが、前日からの雪で市民が朝から雪かきに追われた。

 各地の12日未明から朝にかけての最低気温は、青森が今季最低となる氷点下6.0度、盛岡が氷点下4.9度、秋田が氷点下3.3度となったほか、仙台も氷点下1.7度と前日朝をさらに下回った。

 また、日本海側を中心に大雪となり、12日午後5時までの24時間降雪量は福島県南会津町の南郷で69センチ、山形県尾花沢市で60センチを記録。青森県の酸ケ湯に続き、山形県大蔵村の肘折でも積雪が2メートルを超えた。

 12日朝は各地で強風にも見舞われ、最大瞬間風速は、秋田県八峰町の八森で29.6メートル▽山形県酒田市の飛島で26.5メートル▽青森県外ケ浜町の蟹田で25.8メートル-をそれぞれ記録した。

 交通機関も乱れた。

 JR東日本青森支店によると、奥羽線と五能線(いずれも青森県内)などで上下29本が運休、5本で最大1時間39分の遅れが出たほか、第三セクターの青い森鉄道でも遅れが相次いだ。県内のフェリーも大間町と北海道函館市を結ぶ津軽海峡フェリーが軒並み欠航、青森市と佐井村を結ぶシィラインも全便欠航した。

 また、JR秋田支社によると、羽越線の「特急いなほ号」上下4本が区間運休するなど計27本が運休するなどし、約3400人に影響が出た(午後5時半現在)。山形新幹線に運休や遅れはなかった。

 このほか、空の便では青森空港を発着する羽田、伊丹便などに欠航が出たほか、秋田空港などで一部の便の発着が遅れた。

 各地で交通事故も相次いだ。宮城県警によると、11日夕から12日朝までに同県内でスリップ事故が56件発生。6人が軽いけがを負った。また山形県警によると、12日午後、山形県舟形町の無職男性(75)が除雪作業中に川に転落し、頭にけがをした。

 福島県警は会津地方の大雪警報発表を受け、災害警備対策室を設置。山形県も「県雪下ろし・落雪事故防止注意喚起情報」の第1号を県南部の置賜地域に発表するなど、行政や警察が警戒態勢を強めている。

産経ニュース

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