駄菓子屋の雑多な店内、天井から目線の高さくらいに吊り下げられていた紙袋の束。紫や緑のそれぞれの安っぽい紙袋の中に、テーマ別にカード類が入っている。
子どもの頃、これを1回10円や20円で引いたものだった。ひと束の中にいくつか入っている「あたり」を引くと、さらにもう1枚引ける権利を得られる。
思えば昔はいろんなカードがあったような気がするが、今はどうなっているのだろう。
今回はカードくじの現状をレポートするために、駄菓子屋や問屋街に行ってみた。すると、近所の駄菓子屋だけでなく、東京都台東区にある蔵前の問屋などでも、他の駄菓子同様、種類は非常に少なくなっていた。
それでも昔を懐かしめる現存のカードくじを紹介しよう。