危機一髪! 意識を失ったF-16パイロット、自動操縦により救われる
sorae.jp / 2016年9月16日 9時0分
飛行機の操縦であってはならないのが、操縦士が意識を失うこと。しかし搭乗しているのは人間ですから、万が一の場合だってありえます。今回の動画は、そんな「戦闘機のパイロットが失神した後、オートパイロット機能によって救われた」という危機一髪の状況を記録したものです。
今回の動画は、アメリカのアリゾナ空軍州兵が公開したものです。F-16戦闘機に搭乗した訓練生がロール操作を行おうとした瞬間、8Gにも及ぶ重力加速度が発生。それにより、訓練生は失神し、F-16はアフターバーナーを吹かしながら地面へと突っ込みだします。
当時、F-16は17,000フィート(約5,200メートル)の高度を飛んでいたのですが、このアクシデントにより一気に12,320フィート(約3,800メートル)にまで高度を落としてしまいます。また訓練にはF-16に乗った教官も付き添っており訓練生をなんとか気づかせようと命令を叫んでいたのですが、飛行機は高度を下げる一方でした。
一時は5,000フィート(約1,500メートル)を切るほどに高度を下げた訓練生のF-16ですが、そこで自動地面衝突回避支援システム(Auto-GCAS)が作動。そして機体の操縦を訓練生から取って代わり、一気に姿勢を立て直したのです。それにしても、一気にまた10,000フィートまで高度を上げてしまう戦闘機の機動力も凄まじいですね!
最近は自動車の自動運転技術でトラブルを聞きますが、自由に動ける大空の方が乗員の命を守るのには適しているのかもしれません。
Image Credit: YouTube
■Watch autopilot save an unconscious jet pilot from a fatal crash
http://www.theverge.com/2016/9/13/12901352/us-air-force-autopilot-saves-student-pilot-declassified-video?utm_source=rss&utm_medium=rss
この記事に関連するニュース
-
【挑戦】女性初のF2戦闘機パイロット 過酷な訓練…日本の空を守る『every.特集』
日テレNEWS NNN / 2024年5月3日 20時56分
-
実は結構違います!「旅客機と貨物機の二刀流」、操縦する側から見た相違点とは
乗りものニュース / 2024年5月3日 7時42分
-
AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月27日 12時49分
-
『ガンダム』アムロはフィジカルオバケ! 身体能力のとんでもない高さ示す描写の数々
マグミクス / 2024年4月27日 6時25分
-
戦闘機パイロットの養成 国内でできなくなる!? 新型練習機に必須な要件とは?
乗りものニュース / 2024年4月12日 7時42分
ランキング
-
1「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
2親を扶養に入れるメリット・デメリットを確認してみよう
マイナビニュース / 2024年5月7日 11時2分
-
3死者をデジタルで復活させる「故人AI」が海外で急速に普及 「悲しみに暮れる人の社会復帰を妨げる」という懸念も
NEWSポストセブン / 2024年5月7日 7時15分
-
4やよい軒で「わかってる」人が頼んでるメニュー。「神」「最強」の声も...。《編集部レビュー》
東京バーゲンマニア / 2024年5月6日 17時0分
-
5【疑問】「白内障」「緑内障」は何が違うの? 原因&治療法を眼科医に聞いてみた
オトナンサー / 2024年5月6日 20時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください