外回りから帰ってこない新入社員。“行き先”を尋ねると、驚きの答えにア然
日刊SPA! / 2024年4月5日 8時54分
※写真はイメージです。
4月は新社会人が街にあふれる季節。新卒一括採用のメガバンクでは、毎年多くの新入社員が入社する。無難な人材が多数を占める中で、トンデモない新人が混じっていたりもする。
筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業を経験した。営業店には毎年必ず新卒の社員が配属されるため、彼らの破天荒な行動を見たり聞いたりしてきた。今回はそんなメガバンクにおける、トンデモない新入行員のエピソードをご紹介する。
◆①仮眠室に男女で寝ていた
銀行には食堂を備え付けた店舗もある。しかし食堂のご飯が口に合わなかったり、休み時間まで職場の同僚と顔を合わせるのを嫌う行員もいる。彼らは“仮眠室”で食事をとることが多い。筆者の同僚である女性行員のAさんも、そのうちの一人だ。
「仮眠室と呼ばれていますが、そこで寝る人なんて誰もいません。昔は泊まり込んで仕事をしていたらしいので、その名残でしょうね」
その部屋にはテーブルとL字型の大きなソファーが置かれているため、今では食堂でご飯を食べたくない行員たちの避難場所になっている。Aさんもそのタイプで、毎日お弁当を持参していた。彼女はいつもの通り仮眠室の扉を開け、明かりをつけたのだが……。
「そこにはぎょっとするような光景が広がっていました。ソファには新入行員の男女4名が、横になって寝ていたんです」
◆謝罪の言葉もなく、再び寝入ってしまう
彼女が言葉を失っていると、そのうちの一人である新人の男性が目を覚ました。彼はちらりとAさんを見て、再び寝入ってしまったという。
「確かに前日は支店全体の飲み会があって疲れてるのは分かります。でも男女で電気を消して寝るなんて、どういう神経をしてしてるのか……理解に苦しみました」
もちろん、仮眠室と呼ぶくらいなので寝てはいけないわけではない。「そこ、どいてよ」とAさんに言う権利もない。彼女は食堂へ行き、そこでお弁当を食べたらしい。
◆②外回りと見せかけて…
日中、公園やコンビニエンスストアなどで休憩しているサラリーマンを見かける。取引先へ訪問する“外回り”の特権だ。筆者も外回りをしていた頃は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)が読めるコンビニを先輩から教えてもらい、訪問が早く終わった際には立ち読みしたこともあった。
「一本だけタバコを吸うとか、一杯だけコーヒーを買うとか、普通は“サボる”といってもその程度です。でも彼のサボるレベルは、ちょっと度を超えていました」
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