1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

2年で有料会員2万人の「みんかぶマガジン」編集長が語る快進撃の秘訣「読者の人生に伴走するメディアであること」

日刊SPA! / 2024年4月9日 8時51分

写真

サブスクリプション型メディアの中で、快進撃を続けている「みんかぶマガジン」編集長の鈴木聖也氏。WEBメディア戦国時代とも言える昨今、編集長就任から2年で約2万人のプレミアム会員を獲得した秘訣を聞いた

◆読者のライフイベントに常に寄り添う媒体に
 昨今、メディアの在り方が大きく様変わりしつつある。

 デジタルコンテンツがメディアの主流となり、オールドメディアとの連動はもちろん、広告収益型からサブスクリプション型に移行する媒体も増え始めた。

 多くのメディアが生き残りをかけてしのぎを削るなか、ひときわ躍進しているのが「みんかぶマガジン」だ。2022年5月の創刊から約2年で累計プレミアム会員数約2万人と順調に拡大を続けている。

 同媒体の鈴木聖也編集長に、これまでの軌跡とメディア運営の秘訣を聞いた。

――みんかぶマガジンとはどのようなメディアなのでしょうか? 編集方針、目指している姿について教えてください。

 みんかぶマガジンは、金融情報サイト「みんかぶ」の有料プレミアムサービスの中の一コンテンツです。

 多くの記事は、有料会員にならなければ読めません。編集方針は特に大きく設けていませんが、あくまでも読者が「お金を払ってでも読みたい記事」を出すことを第一にしています。みんかぶマガジンでは株・投資・資産形成の記事は全体の4割程度に抑え、残りの記事はお金の使い先に関する記事を出しています。

 なぜ読者が投資に興味あるかといえば、何かにお金が必要だからですよね。息子の中学受験のために塾代300万円が必要だ、家を買うために頭金を1000万円用意したい、老後のために2000万円貯めておきたい、婚活のため、推しに全力だから金が必要などなど……それらは、基本的にライフイベントとなぞられるものです。

 みんかぶでは、お金の使い道と資産形成の仕方の両方を記事として提供しています。さらに、転職→婚活(結婚)→不動産購入→子供の受験→老後というようにライフイベントごとに特集をつくることによって、読者に長くプレミアムサービスを利用してもらえるような姿を目指しています。

――以前は雑誌『プレジデント』の編集部におられましたよね。ウェブメディアであるみんかぶマガジンの編集長を任されたときに、志したことは何でしょうか?

 みんかぶマガジンを任された際、あまりルールや編集方針は決めずに、とにかくどうやったら会員数が増えるのか、持続可能な事業にするのかということを考えていました。

「ジャーナリストを支援したい」「良質な調査報道を掲載したい」などと、大きな目標をたてたところで事業が成立しなければ、周りの人を不幸にするだけだと思っていたので、まずは安定してメディアを回せるようにしようと。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください