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高級腕時計の人気を利用した“第二のトケマッチ詐欺”の可能性、腕時計投資家が警鐘

日刊SPA! / 2024年4月21日 15時52分

 例えばですが、腕時計修理店を装い、ユーザーから高級腕時計を集め横領する、などということが考えられます。オーバーホールの相場が5万円だとするならば、「1本1000円」など格安に作業すると装い、腕時計を集めるといったことが考えられます。

 とはいえ、今回のトケマッチのように、レンタルサービスを謳い、実際にレンタル料も一定期間ユーザーに支払うなど、用意周到に準備した大規模な事件を起こすなら修理サービスのハリボテは使われないかもしれません。

 ただ、小さい規模で、詐欺師が腕時計を盗もうとするなら「修理サービスなどを装い横領する」という事も考えられるでしょう。

 高級腕時計は、物自体が小さいのに価値が高い。また、自動車のように「所有権」を示す書類や税金などがないため、盗みやすいという特徴があります。

 これまで、腕時計の盗難はあまり一般的ではなかったわけですが、トケマッチのような事件が実際に起った今、価値ある腕時計は狙われているかもしれないと思ったほうが良いでしょう。

 そのためには、自分の価値ある腕時計を他人にうかつに渡さないというのが「守る」ことの大前提となります。例えばですが、修理は、正規店や名のある老舗修理店などにしか出さない、などといった注意が必要です。

 そういった意味では、他人に貸し出すなんてもってのほか。腕時計が不要になったと思ったら、いっそのこと潔く売ってしまったほうが良いでしょう。<文/斉藤由貴生>

【斉藤由貴生】
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

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