東大卒のポーカー王者が、じつは投資でも成功していた「どれだけ株価が上がるかは考えない」勝負師の勝ち方とは
日刊SPA! / 2024年4月26日 15時59分
ポーカーの世界で培った戦略性は投資の世界でも生きている(写真はイメージ)
「究極の頭脳バトル」ともいわれるポーカー。そんな勝負の世界で活躍するのが、東大卒のプロポーカープレイヤー・木原直哉氏だ。
2012年には、第42回世界ポーカー選手権(WSOP)で、日本人として初優勝。優勝賞金の約51万ドル(当時のレートで約4000万円)を獲得した。さらに2022年の第53回WSOPでは3つのイベントでファイナルテーブルに進出(3位、5位、3位)するなど、まさに日本ポーカー界のレジェンドである。
そんな彼の視線は今、ポーカーだけでなく「投資」にも熱く注がれている。本格的に投資を始めたのは約3年前。資産は非公表だが、「’23年はポーカーで得た年間最高利益を上回った」という上達ぶり。YouTube番組で対談したカリスマ投資家のエミン・ユルマズ氏もその投資の腕を絶賛していた。(以下、木原直哉氏の寄稿)
ポーカーと投資に共通する「勝ち筋の見つけ方」とはどのようなものか。彗星のように現れた、“投資界の大型新人”の投資術に迫った。
◆ポーカーも投資も「ロジック」がモノを言う
私が本格的に投資を始めたのは、およそ3年前。コロナ禍で海外に渡航できなくなっていた時期に、優待用として保有していた東京ドームが海外ヘッジ・ファンド「Oasis」に狙われ、それを三井不動産が友好的TOBしたのを見て「面白い」と思ったのがきっかけです。
ただ、それ以前も優待目的で少しだけ投資をしていました。三越伊勢丹HD(東P・3099)や、「銀だこ」を運営するホットランド(東P・3196)、「牛角」のコロワイド(東P・7616)、タカラトミー(東P・7867)などの銘柄を300万円分ほど長期保有していましたが、ほぼ放置でした。それが今では毎日、相場に張りついています。
ポーカーは心理戦のイメージを持たれることが多いですが、実は「ロジック」がおおいにモノを言う世界。ポーカーで培った戦略性は投資でも生きています。
私が投資をするうえで特に重視しているのは、「大きく下がらない銘柄を買う」ということです。株式投資では多くの人が「どれだけ株価が上がるか」と、値幅を取ることばかり考えますよね。しかし、私は逆で、「大きく下がらないこと」を重視するのです。
その結果、保有してからは横ばいの銘柄が多いですが、大きく下落する銘柄はほぼありませんし、結果として十分にプラスになっています。
◆値動きが激しい銘柄は「触らない」
今、僕が監視している銘柄の多くが、いわゆる小型株です。具体的には、主に時価総額20億〜200億円の企業を物色しています。これらの企業の価値を正しく見極めて、「もうこれ以上、下がることがない」と思える企業を買い集めて、上昇を待ちます。「マイナスしなければ、どこかでプラスする」と思っているからです。
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