1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

GW明けに辞めた“地方で一人暮らし”の新入社員。退職理由に職場はア然――大人気記事・すぐ辞めた新入社員トップ10

日刊SPA! / 2024年5月7日 15時45分

 それ以降、支店での新入社員の受け入れは停止し、転勤してくるか、地元での転職を希望する人のみを採用することになったそうだ。

◆「プログラミングが得意」で謎の上から目線

「私の元同期に、完全に調子にのっていたBがいました」と話すのは、小美野一恵さん(仮名・20代)。

 現在の会社に入社して5年目。SEとして働く小美野さんは、研修中に分からないことがあるとBに教えてもらっていたという。

「Bは専門学校卒でプログラミングが得意でした。ただ、『ここかよ~、仕方ないな。まぁ、俺なら楽勝なんだけど』という感じで謎の上から目線でした」

◆スキルを発揮できない部署に配属されて挫折

 そんなBだったが、部署に配属されてからは彼自身の能力やスキルを発揮できずにいたようだ。ある日、フロア内に大きな音が響き渡った。

「私はBと同じフロアだったのですが、突如“ビーッ!ビーッ!”と耳が張り裂けんばかりの音がしました。どうやらBが取り扱っている機器の点検作業をしているときに、やらかしてしまったようでした」

 小美野さんが音の鳴る方に顔を向けると、そこにはオロオロするBの姿があったそうだ。そして、先輩社員が「さっさと止めろ!」と怒鳴り声をあげていた。

「たまに、同期が集まってランチをしていたのですが、Bはいつも孤立していました」

 Bは配属された部署では思ったような仕事ができず、同期の中に溶け込めないことがストレスとなっていたのだろうと、小美野さんは推測する。

◆分からないことを素直に聞けず、職場で孤立

「GWが明けて間もなく、Bは会社に来なくなりました。同期の間でも『Bは最近来てないらしい』と話題になることはあったのですが、会社に来ていない理由までは知りませんでした」

 会社の掲示板に通達が出ていた。

「そこには、Bが5月付けで退職することが記されていました。同期たちによると、自分の得意なプログラミングがほとんどできない部署に配属となり、プライドが高いせいで仕事が分からなくても素直に聞けなかったそうです」

 Bが今、何をしているのかは、小美野さん含めて誰も知らない。

「自分の実力にうぬぼれず、分からないことは聞くことの大切さを学べました」と小美野さんは振り返った。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください