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「詰めが甘かったですね」転職エージェントとの密会が上司にバレていた新入社員の末路

日刊SPA! / 2024年5月14日 8時52分

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※画像はイメージです

 多くの新入社員が、胸に希望を膨らませて入社する4月。決して楽ではなかった就職活動を経て、ようやくつかんだ社会への第一歩は、人生の大切な節目です。ところが、いざ入社してみて、自分の想像とは異なる待遇や仕事内容に戸惑う人もいるようです。今回は、そんな入社後のエピソードを聞いてきました。
◆見事にハズレた配属ガチャ

 もともとSEOの仕組みに興味があり、学生時代から地元のウェブメディアでアルバイトをしていた佐藤さん(仮名・23歳)は、かねてから憧れていた都内にあるウェブメディア制作会社に就職しました。

「内定をもらった時は、本当にとても嬉しかったですよ。なぜなら、ここの会社が運営する情報サイトはとても好きで、時々編集部へDMを送るほどのお気に入りだったからです。担当の方も丁寧な返答を毎回送ってくれて、とても誠実な会社だと感じていました」

 入社前の心境を、少し懐かしく語ってくれた佐藤さん。しかし、最初の配属先を聞かされた時、思わず「えっ!」と声を上げてしまったそうです。

「まあ、自分の早とちりかもしれませんが、面接の際に、編集部への魅力を強く感じたことを伝えたとき、面接官が『それならば、ぜひ頑張ってもらいたいですね』と言ってくれたので、つい編集部への配属だと思い込んでしまったんです」

◆親に我慢しろと言われたが…

 しかし、佐藤さんが配属されたのは「カメラマン補助」という取材記者に同行する仕事を担当することになります。カメラの知識は「ゼロ」に等しく、配属初日から分からないことだらけで先輩記者の足を引っ張ったそうです。

「企画を考えたり、文章を書くことは大好きでしたが、撮影に関することは全く興味がなく、重い機材を毎回車に積み込む仕事に、心身ともに疲れ切っていました。それに加え、毎日他の同期より少し早めに出社して、帰りは道路の渋滞で遅くなる時も多く、毎日が苦痛でした」

 そんな息子の様子を察知したのか、ある夜母親から電話があったといいます。

「ある晩、ずっとスマホのバイブが何度も鳴りっぱなしになっていたので、出てみたら母親からでした。それで、開口一番『あんた、大丈夫なん? 最近電話もくれんで』と、少し心配そうな母親の声を聞いた途端、なぜか泣きそうになり、思わず弱音を吐いてしまいました。でも、母親は『せっかく入社できたんだから、もう少し頑張ってみなさい』と言うんです」

◆脳裏をよぎった“転職”

 翌日も取材現場に駆り出された佐藤さんは、昼休みを一人でとることにしました。

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