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阪神・伊藤将 “師匠”岩貞から「悩みに優先順位を」の助言受けフォーム見直しが奏功 耐えて2勝目

スポニチアネックス / 2024年4月18日 5時16分

<神・巨>ファンに手を振る伊藤将(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神2-0巨人(2024年4月17日 甲子園)

 序盤から再三のピンチを背負った阪神・伊藤将は終わってみれば無失点で6回を投げ切り、今季2勝目をつかんだ。

 「ピンチでも低く投げられてたんで。そこで(打球が)野手の正面とか、そこが良かったんじゃないかなと。粘れたの一言です」

 毎回走者を出し、計4イニングで得点圏に走者を背負うピンチを迎えたが、耐えしのいだ。2回無死三塁では岸田を内角低めの直球で空振り三振。4回1死満塁でも赤星を直球で空振り三振と要所で信じたのは直球で「犠牲フライでも1点入ってしまうので、ああいうところで三振を取れたのは良かった。ストレートの大事さを感じた」とうなずいた。

 「今の自分はどう見えていますか?」

 2回6失点KOされた10日広島戦(甲子園)から3日後、鳴尾浜での残留練習で、オフ期間の自主トレをともにする岩貞と会話する機会があった。“師匠”いわく「やっぱり結構、悩んでる感じでしたね」と振り返るほど。その上でプロ11年目で先発経験も豊富な先輩は「1週間で球威、球速、制球が全部良くなることなんてない。悩みが何個あっても優先順位をつけよう。まず何を優先するか、決めたらいいんじゃないか」と助言を送った。

 そして伊藤将が選択したのは、直球の質を上げること。中6日という限られた時間でフォームを見直し、1つの課題ととことん向き合った結果、信じられるものが見つかった。

 “Gキラー”の本領も発揮した。昨季も2勝(1敗)、防御率2・10と抑え込んだ巨人から白星を奪取。甲子園での伝統の一戦では22年から4連勝となった。今季2勝目も、まだまだ納得できる内容ではない。だからこそ伸びしろはある。

 「シーズンは長いので、なるべく早く戻せるように」。信じたストレートで導いたこの夜の粘投を、復調のきっかけにする。 (遠藤 礼)

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