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阪神・森下 鬼門ハマスタで同点呼ぶ二塁打!今季最長4時間13分も価値あるドローで首位死守

スポニチアネックス / 2024年4月24日 5時18分

<D・神>6回、森下は二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 阪神1―1DeNA(2024年4月23日 横浜)

 首位死守の一振りだ。引き分けを挟んで6連勝で横浜スタジアムに乗り込んだ阪神は23日、延長12回の死闘の末、DeNAと1―1で引き分けた。1点ビハインドで迎えた6回1死一塁から森下翔太外野手(23)が同点につながる二塁打。昨季打率・158と苦手としていた地元のハマスタで2安打と躍動し、連続安打も7試合へ伸ばした。5位までがそれぞれ0・5ゲーム差という混戦のセ・リーグで、価値あるドローをもぎ取った。

 横浜スタジアムで下を向いていた昨季の姿はもうなかった。森下が同点につながる二塁打を含む2安打。「ハマスタで進化した姿を見せたい」と今回の2連戦に臨んだ男が、鬼門を打破した。

 「真っすぐのタイミングで入って、その前の打席でチェンジアップのタイミングを取るのが難しかった。そこを一回、頭に入れられたので次の打席に生かせた」

 1点ビハインドで迎えた6回1死一塁。フルカウントからの6球目、ジャクソンが投じた真ん中のスライダーを引っ張り込んだ。左翼線への二塁打。昨季打率・158と苦手にした地元ではプロ入り後、初の長打だ。一塁走者・中野はいったん三塁でストップしたが、相手の中継プレーが乱れたことで、一気に本塁へ突入。失策のため打点こそ記録されなかったものの、この1点を足がかりにチームは今季最長の4時間13分を戦った末、延長12回引き分けに持ち込んだ。負けていれば、巨人に首位の座を明け渡していた一戦で、森下の一振りが救った。

 「インコース、インハイ、そこを自分は攻められやすい。引かずに踏み込んでいこうと」

 二塁打を放つ直前、2球連続でジャクソンに懐をえぐられたが、屈しなかった。2年目の今季、飛躍を遂げる上でテーマの一つに挙げていたのが、その「内角球への対応」。厳しい球はファウルで粘り、甘い球を待ち続ける。この日も執拗(しつよう)な内角攻めを受けながら、初回2死で迎えた第1打席目は6球目の直球をしぶとく中前へ。この配球と第2打席で苦しんだチェンジアップを頭に叩き込み、第3打席の好打につなげた。

 チームとしては2日の対戦で来日初勝利を献上したジャクソンを今回も攻略できなかったが、負けなかった。連勝も6のまま。試合後、岡田監督は「まあ負けなくて良かった。引き分けで。負けへんことが大事やからな」とサヨナラのピンチをしのぎ続けた堅守を真っ先に称えた。

 「オフシーズンにやってきたことがまだ序盤ですけど、いい形になって出てきてくれている。あとはチームが勝てば最高。引っ張れるように頑張りたい」。連続試合安打を7に伸ばしても満足はしない。昨季のハマスタでの屈辱を晴らした森下には、伸びしろしかない。   (石崎 祥平)

○…阪神は今季チーム最長の4時間13分を戦ってドロー。引き分けは12日の中日戦、16日の巨人戦に続き3度目で、月間3度は21年10月(3度)以来、4月までに3度は12年(4度)以来12年ぶり。

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