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28歳になった鹿島FW鈴木優磨 年を重ねても「日が経つのが長く感じる」理由とは

スポニチアネックス / 2024年4月26日 21時32分

練習後、ポポヴィッチ監督と話をする鈴木(左)

 鹿島のFW鈴木優磨が26日、28歳の誕生日を迎えた。練習場でサポーターに拍手を送られ、ポポヴィッチ監督からも祝福を受けた。「この年になると、年を取るのは全然うれしくないね」と冗談交じりに話したエースは、節目の日に決意を新たにした。

 「まず自分たちが積み重ねないといけないことがたくさんある。そっちに目を向けながら、最終的に優勝が待っていればいいかな、という年にしたい」

 一般的に、年を取るにつれて時間は短く感じると言われる。だが、鈴木の感覚は違う。「鹿島に帰ってきてから3年目。日が経つのが凄く長く感じる。いろいろ考えて。自分自身もそうだし、チームのことも考える。一年が早く過ぎるとは俺は全く思わなくて。一年一年が凄く重い」。その理由は「タイトルを取れていないというのもある」。18年のACLを最後に遠ざかり、国内は7年連続で無冠。ベルギーから復帰したこの2年間は、重い責任を感じている。中堅の立場になり、背負うものも大きくなった。「でもその分、優勝したときには素晴らしいものが待っていると信じて」。栄光も知る人間として、粉骨砕身の覚悟でいる。

 28歳初戦はG大阪(28日、パナスタ)と対戦する。チームは3月9日の町田戦から敵地で4連敗。「アウェーで勝ち点を拾えないと優勝はできない」と表情を引き締めた鈴木は「必ず相手の時間帯が出てくる中で、自分たちから慌てないことが大事」と言葉に力を込めた。自身にとってはプロ1年目にJ1初得点を決めるなど、過去10戦4発と相性抜群の相手。自ら祝砲を上げ、負の連鎖を断ち切る。

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