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楽天・早川の“相棒問題” 今後、どのような課程を踏んでいくのだろうか

スポニチアネックス / 2024年4月27日 8時3分

楽天・早川と太田

 今後、どのような課程を踏んでいくのだろうか――。楽天・早川隆久投手(25)の相棒問題だ。

 事の発端は19日の西武戦(ベルーナドーム)。早川は、太田とバッテリーを組んだ序盤の3回までに5失点。早期降板かと思われたが、今江監督は捕手を石原に代えることを選択。結果的に石原と組んだ4回から7回までを無失点に抑えた。序盤について「ボール自体は悪くなかった。自分は要求された球を投げた感じ」と話し、4回以降に組んだ石原については「テンポも良くなりましたし、自分の投げたいボール、どういう配球をしたいと分かってくれている。そこはツヨシの強み」と同学年の相棒を称えた。捕手交代を決断した今江監督も「(太田とは)合っていないように見えた。(石原に代わり)明らかにテンポが良かった。それを太田が見てどう感じるか」と話した。

 伏線はあった。早川は昨季登板した全17試合で、今季西武に復帰した炭谷とバッテリーを組んでいた。今年はオープン戦期間中から「捕手とコミュニケーションを」という言葉をよく聞いた。試合終了直後ということもあり、感情が高ぶったままでの発言だったかもしれない。それでも内容を知った今江監督は早川と話し合った上で、翌日報道陣の前で「開幕投手を務めてチームを引っ張っていってほしい選手がキャッチャーと合わないからどうこうっていうのは寂しい」と思いを吐露。「単純にいえば、そもそももっと自分の球で抑えろよっていう話。ただ、そうもいかないから共同作業になる」と続けた。

 開幕から金曜日に登板してきたが、26日は試合が組まれておらず、早川は一度、出場選手登録を外れた。今季は自身初の開幕投手を任された。今江監督いわく「かなり早い段階から決めていた」というほど、将来のエースへの期待値は高い。今回は残念な形となったが、登板から3日後、先発投手練習に参加した際はこう話した。「首を振らないといけないところもあると思いますし、太田さんを信じて投げないといけないところもある。何がベストなんだろうと思いながらシーズン開幕当初からずっとやっている」。複雑な思いを抱えつつも「まだまだ(太田と)お互いが分かり合えてない部分はある。もうちょっと話し合って、次回登板でもう1回組んでいい結果を出せれば」と前を向いた。

 まだプロ4年目の25歳は「監督の言っていることは確かですし、キャッチャーが誰であろうとねじ伏せないといけないのが、エースであるべき理想像だと思う」と語った。数年後「あんなこともあったな」と自身も周囲も笑い飛ばせる日が来ることを願っている。(記者コラム・花里 雄太)

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