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奈良学園大が阪南大に連勝 「苦労人」城田が終盤の出番で踏ん張る

スポニチアネックス / 2024年4月27日 18時17分

<奈良学園大・阪南大>8回途中から3番手として登板した奈良学園大・城田

 ◇近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦 奈良学園大5―3阪南大(2024年4月27日 南港中央野球場)

 奈良学園大が阪南大に連勝して勝ち点を3に伸ばした。

 先発の岩井琉輝(1年=福井工大福井)が初回に2失点したが、中盤に相手ミスもあり逆転に成功した。7回に1点を返されたものの、8回に追加点を奪った。

 8回無死一塁から登板した3番手の城田聖浩(2年=高知)が同回に2死一、三塁、9回にも1死三塁と走者を三塁に進められながら踏ん張った。

 「任せられた場面ですから強気なピッチングをすることだけを考えてマウンドに上がりました」

 城田は高校卒業後に京都産業大に進学した。しかし、その年の12月に野球部を退部。そのまま学生生活を送ることもできた。野球を続けたい気持ちが強く奈良学園大の受験を決め、昨年度に入学。規定に従って1年間はリーグ戦に出場できず、今季から、ようやく出場している。

 球種は高知高時代からのカーブ、スライダー、チェンジアップに加え、大学でフォーク、ツーシームを覚えた。球速はMAX145キロと増した。酒井真二監督は「城田は苦労人だから期待している。先発でもリリーフでもどちらでもいける」とチームを支える活躍を期待する。

 自力優勝はない状況だが、酒井監督は「我々はやれることをやるだけ。最終節も勝ち点を落とさないようにやりたい」と気迫を示した。 

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