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ドジャース・大谷翔平 「ブルージェイズの帽子返して」因縁の敵将と談笑「ここに来るかも」のラブコール

スポニチアネックス / 2024年4月28日 1時58分

<ブルージェイズ・ドジャース>試合前、シュナイダー監督(右)と談笑する大谷(撮影・光山 貴大)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)、敵地でのブルージェイズ戦前に、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督と談笑をした。

 大谷はこの日の試合開始3時間ほど前に、右翼の位置で約15分間のキャッチボールを行った。そこからベンチに引き揚げる際、敵の主砲であるゲレーロJrとハグをして挨拶した。

 さらに、ベンチ前ではシュナイダー監督と対面。会話が弾んだようで同監督が爆笑する一幕もあり、和やかな談笑を終えると、2人は最後に握手をかわした。

 ブルージェイズは昨年オフのFAの際に、移籍候補の1つに挙げられていた因縁の相手。FA交渉中だった昨年12月には一部米メディアが「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤報して騒動になった。それ以来初めての正真正銘のトロント入り。現地紙には、シュナイダー監督の「彼が交渉の後に持っていったブルージェイズの帽子を返してほしい」という冗談交じりのコメントも掲載するなど、大谷のトロント入りは注目を集めていた。

 前日26日(同27日)の一戦では、スタメン発表の際には敵地ファンから大ブーイング。第1打席で7号先制ソロを放ち、ダイヤモンドを一周する際にも敵地ファンからまたも大ブーイングを浴びた。

 大谷はブーイングに関して「びっくりはしなかったです」といたずらっぽく笑い、「ドジャースに決めた時も言いましたけど、行ける球団は1つ。僕的には声をかけてもらった球団には感謝しかないです。ファンの人がどう思っているかは置いておいて、僕としてはファンの人も含めて感謝しかないと思います」と説明していた。

 ▼シュナイダー監督(大谷には)「お手柔らかに。ブーイングは申し訳ない、と返して、お互いに笑いあったんだ。(もうわだかまりはない?)もともとわだかまりはないよ。彼は何も悪いことはしていない。ただうちのチームを選ばなかったというだけ。(帽子については)どこかに持っていてくれるといい。まだ(キャリアが)何年も残っているから、ここにくることもあるかもしれない(笑)」

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