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オリックスに暗雲 宮城が故障では初の登録抹消 2軍で好投の舜平大ら全員で穴埋める

スポニチアネックス / 2024年5月11日 5時3分

オリックス・宮城

 オリックス・宮城大弥投手(22)が10日に出場選手登録を抹消された。球団は「左大胸筋の筋損傷」の診断結果を発表し、今季最多タイの借金3から巻き返しを期す5月戦線で大きな痛手になった。

 8日の楽天戦では9安打を浴びて今季最短4回3失点(自責1)で4敗目を喫し、「実力不足ですし、しっかり切り替えて次に向かってやりたい」と話していた。左肩付近に強い張りを感じたため、9日に神戸市内の病院を受診。復帰時期などの見通しは不明で、球団は今後について患部の状態を確認しながらリハビリや練習を行っていく予定とした。

 高卒5年目で初めて開幕投手を任された今季は6試合で2勝4敗。5度のクオリティー・スタート(6回以上、自責3以下)を達成するなど、防御率1.49の安定感を誇っていた。過去に21年と23年に2度、体調不良で登録を外れたことがあった一方、故障が理由は今回が初めて。順当なら15日のロッテ戦で見込まれていたプロ初の故郷・沖縄での登板は無情にも消滅した。

 ドジャースへ移籍した山本に代わる投手陣の柱として奮闘してきた左腕の離脱。復帰まで時間がかかるようなら、目標とするリーグ4連覇への影響は避けられない。不振で2軍調整中の山下は降格後2度目の実戦だった10日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(タマスタ筑後)で7回無失点の好結果。東や曽谷、田嶋ら投手陣全員で穴を埋めるしかない。(阪井 日向)

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