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大谷翔平 松井裕樹から3戦ぶり複数安打で同点も 両軍先発10Kの投手戦でサヨナラ負けし連勝7で止まる

スポニチアネックス / 2024年5月11日 12時58分

8回、左中間を破る二塁打を放つドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース1―2パドレス(2024年5月10日 サンディエゴ)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が10日(日本時間11日)、敵地でのパドレス戦に「2番・DH」で先発出場。第2打席で3試合ぶりの安打を放つと、第4打席でも松井裕樹投手(28)から安打を放った。マルチ安打も6日のマーリンズ戦以来3試合ぶりとなった。試合は両軍の先発投手が10三振以上を奪う投手戦となり、ドジャースは9回にサヨナラ負けを喫し、連勝は7でストップした。

 大谷の一打から8回に一時同点としたが、9回にドジャース3番手のグローブが1死二塁から新加入の2年連続首位打者アラエスに中前にサヨナラ打を許した。

 1点を追う8回は先頭のベッツが松井から投手強襲の安打で出塁し、無死一塁で大谷。カウント1―1から外角スライダーを完璧に捉えると、打球は107.2マイル(約172.5キロ)で左中間を真っ二つ。二、三塁と好機を広げると、3番フリーマンがきっちり犠飛を打ち上げて同点機を演出した。

 ペトコパークでは過去通算8試合に出場し、16打数2安打、1本塁打の打率.125と結果が出ていなかったが、今季初めてプレーするペトコパークで幸先よく安打を積み上げた。

 相手先発は過去9打数4安打の打率.444、3本塁打と打ち込んでいる右腕マイケル・キング。第1打席はカウント1―2からツーシームにバットが空を切ったが、第2打席でやり返した。0―0の3回1死一塁の場面で、カウント0―1から2球目の外角シンカーにバットの芯を外されたが、左前にポトリと落として好機を拡大した。しかし、この後打線がつながらずに先制点を奪えなかった。

 昨年9月の右肘手術後最多となる70球のキャッチボールを行った。67球を投じた5日を超える球数で、また一段階、練習の強度を強めた形だ。来年の復帰を見据えて順調に調整を重ねている。

 8日のマーリンズ戦では4打数無安打に倒れ、今季初の2試合連続無安打となったが、打率.355はメジャートップ。それでもチームは今季最長の7連勝を飾り、2カード連続スイープ中と好調を維持している。

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