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ノイジーが新グラブで取り組む三塁守備練習 「本気モード」がチームに新たな競争原理を生む

スポニチアネックス / 2024年5月19日 8時1分

阪神・ノイジーのグラブには「SNL」の刺繍入り

 ◇セ・リーグ 阪神1ー0ヤクルト(2024年5月18日 甲子園)

 【畑野理之の談々畑】試合前、まだお客さんが甲子園球場に入場する前の阪神の練習風景の一コマ…。シェルドン・ノイジーが連日、三塁に就いてノックを受けているが、真新しい内野手用グラブでゴロを追い、早くなじませようと左手をグー・パー・グー・パーと繰り返している。

 14日の中日戦(豊橋)で佐藤輝明が失策を犯し、翌15日に出場選手登録を抹消。同日、ノイジーはチームから三塁の準備をしておくように命じられた。大きな外野手用しか持参していなかったため、初めは遊撃手の小幡竜平にグラブを借りていたが、名古屋遠征から帰阪した17日に“マイグラブ”が届いたそうだ。米国で使用していたものはロゴなどの場所がNPBでは使用不可だったため新調。「SLN」=写真=の刺しゅう入りで、大事そうにしているのが印象的だ。

 「新たに作ってもらったんだけど、これは息子たち家族のイニシャルなんだ」

 2016年のMLBドラフトでナショナルズに入団したときは遊撃手だった。その後、三塁に回り、22年12月に阪神と契約した時も内野手登録。阪神は「おそらく外野もこなすだろう」と判断しての獲得。日本に来てから左翼を守っている。

 ――外野守備はうまい。三塁守備も同じように自信がある?

 「野球を始めてから、私のキャリアのほとんどが内野だったからね。やりやすいというのはもちろんあるよ」

 ――三塁もやれと言われたときの心境は?

 「う~ん、でも三塁で試合に出たいかと聞かれれば、チームの方針があるし、言われたところで準備するだけだ」

 実力のほどは内野守備走塁コーチの馬場敏史が教えてくれた。「まだノックだけなので試合でどうかはわからないけど、しっかりと腰を落として捕球するなど基本はできているね。肩もいい。メジャーで遊撃や三塁を守っていたんだからね」。2年ぶりであったり、阪神のフォーメーションや連係プレーの動きはまだ練習していないものの、捕って、投げるという基本動作はサビついていないもようだ。

 佐藤輝が不在の4試合はこの日「5番・三塁」でスタメン出場した渡辺諒が2試合、そして糸原健斗も2試合。16日の練習では森下翔太も三塁でノックを受けていたが、果たしてこのタイミングで何を意味するのか…。ノイジーも本気モードだし、むしろ率先して練習しているようにも見える。一日一日、流動的なスターティングオーダー。この日はノイジーの出番はなかったが、左翼、右翼、そして三塁の3ポジションで新たな競争が生まれそうだ。

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