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ドジャース・大谷 5.17「大谷翔平の日」制定感謝のMLBトップタイ13号

スポニチアネックス / 2024年5月19日 1時31分

<ドジャース・レッズ>3回、2ランを放ち、ベンチに向かってポーズを取る大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇ナ・リーグ ドジャース7―3レッズ(2024年5月17日 ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)は17日(日本時間18日)、レッズ戦で3試合ぶりアーチの13号2ランを放ち、両リーグトップタイに返り咲いた。試合前には功績を称えられ、ロサンゼルス市が背番号17にちなんで5月17日を「大谷翔平の日」と制定。今後、10年契約を結んだド軍在籍期間中は続くという。自ら御礼となる祝砲を打ち上げて、競り勝ったチームは連敗を2で止め、節目の30勝目に到達した。 

 真ん中から外寄りへシュート回転する初球95・3マイル(約153キロ)直球を、大谷は逆らわずにかち上げた。1―0の3回1死一塁。好調さを示すように頑強な下半身は一切崩れず、高い放物線を支えた。左翼ポール際前列への13号2ラン。特別な日に出た大きな一打に笑顔がはじけた。

 両リーグトップタイに返り咲き、ナ・リーグでは単独トップに立つ3試合ぶりアーチ。午前中にはロサンゼルス市庁舎を訪れ、5月17日が「大谷翔平の日」と制定されたことで表彰を受けた。5月はアジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間となっており、背番号にもちなみ異例の措置が決まった。「この日を迎えられたことが凄くうれしいし、特別な瞬間です。ドジャースの関係者、ファンの皆さまに感謝申し上げます」とスーツ姿でスピーチしたが、自らアーチで祝ってみせた。ド軍勢では昨年に8月11日がOBの「フェルナンド・バレンズエラの日」に制定されたのに続き、2年連続。この日は父・徹さんの62歳の誕生日でもあった。これでシーズンでは、日本選手初の本塁打王に輝いた昨季と同じ44発ペースとなった。

 自身のボブルヘッド人形が配布された前日は、2打数無安打だった。「ボブルヘッドの日には打てなかったが、意義のある大谷翔平の日に打てて良かった」とデーブ・ロバーツ監督も笑顔で迎えた。仕留めた相手右腕モンタスからは、メジャーで投手別最多5発目というお得意さま。「外角、膝の高さの球を逆方向にうまく運んだ。いいスピンがかかっていた」と称賛した。

 同点の7回1死一塁では一ゴロに倒れたが、全力疾走で遊撃手デラクルスの悪送球を誘い、二塁へ進んだ。スミスの左前適時打で勝ち越しの決勝ホームを踏み、連敗ストップに大きく貢献した。

 打率・358、OPS1・102、64安打など数多くの数字でも両リーグトップに立つ。32打点もリーグ5位タイに浮上し、3冠王圏内もキープ。表彰式に大谷や指揮官と同行したスタン・カステン球団社長は言った。「チームの一員になってから、翔平は全てにおいて期待以上のことをしてくれている」。超大型契約を巡るFA騒動や、元通訳による違法賭博騒動も経て、開幕2カ月足らずで大谷は「ロサンゼルスの顔」とも言える存在として光り輝いている。(奥田 秀樹通信員)

 ≪モンタスから最多5本目≫大谷はモンタスからは5本目の本塁打で、通算150投手の中で最多の本数。次いで3本がブルージェイズ・菊池、ブルージェイズ・ベリオス、パドレス・キング、レッドソックス・ジオリト、カージナルス・リン、アストロズ・ガルシアの6投手。2本はアストロズ・バーランダーら18投手。なお5月17日には日米通じて過去登板がなく、日本ハム時代は3試合で14打数2安打1本塁打。メジャーではこの日で24打数5安打3本塁打で、18、21年にも本塁打を放っている。

 ≪本塁打球も「二刀流」が捕球≫13号2ランのボールをキャッチしたのは地元ロサンゼルスの大学に通い、野球部に所属するダグ・パイルさん(20)だ。ポジションは投手と外野手の二刀流で「家族でシーズンチケットを購入して12年になる。前日のボブルヘッドの日も来ていた」と明かした。直接捕球に成功し「グラブでキャッチした。普段から使っているグラブだから、自然に捕球できた。ボールはキープするよ」と満面の笑みを浮かべた。

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