1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

アメフト関学大 エースQB星野秀太の弟・太吾が「痛快」デビュー「いつか兄を抜いて…」

スポニチアネックス / 2024年5月19日 17時55分

<関学大ー立教大>パスを狙う関学大QB星野太吾

 ◇アメフト交流戦 関学大41ー10立教大(2024年5月19日 王子スタジアム)

 関学大サイドラインから、背番号「2」が雨に濡れたフィールドへ飛び出した。第3Q最初のオフェンスで訪れたQB星野太吾(1年)のデビュー戦。「兄の番号なので、恥ずかしいプレーはできないと思っていました」。エースQBの兄・秀太(3年)が厳しい視線を送る中、太吾は小気味いいオフェンスでドライブを進めていく。1年生からレギュラーを張る兄も顔負けのプレーアクションパスを決めるシーンも…。少ないプレー数の中で、未知の可能性を感じさせた。

 「久しぶりの試合だったので、やってて楽しかった。やっぱり大学生はラッシュの勢いとか、スピードが違う。自分が課題にしているカバーリードとかができなかったので、次に向けた反省材料にしたい」

 フレッシュマンの初々しさより、フィールド上と同じ冷静さがコメントににじみ出た。2学年上の兄とは、足立学園でも一緒にプレー。最初は違うチームに入って「打倒・兄」を目指したものの、全員のベクトルが日本一へ向く関学大の環境を見て、高2の時に気持ちが変わった。「同じチームに入って、ポジション争いで兄を超えるのもいいかな、と」。大学近くで借りる部屋も、歩いて1分の距離。兄からQB、そして「KG文化」を学びながら、虎視眈々と定位置の座を狙っている。

 「星野弟? メチャメチャいいですよ。落ち着いてプレーできている。秋はお兄ちゃんも、うかうかできませんよ」

 満を持して起用した大村和輝監督も、少しだけ目元を緩めた。機動力という共通の武器を持ちながら、太吾は「僕は(相手ディフェンスの)奥へのパスが得意」とアピールする。

 「兄と勝負できるのも今年と来年の2シーズン。いろんなことを吸収しながら、秋のシーズンに入ったら、(対等に)言い合えるようになって、いつか兄を抜いて、スタメンで出られるようになりたい」

 強烈な自己主張。甲子園ボウル7連覇を目指す超名門で、新たな「争い」が始まった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください