1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阪神の“アイドル”木浪 TORACOのために満塁で燃えた計3打点 投票企画で唯一全部門ランクイン

スポニチアネックス / 2024年5月20日 5時16分

<神・ヤ>8回、木浪は2点二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 阪神7-2ヤクルト(2024年5月19日 甲子園)

 聖地を黄色く染めたTORACOのハートを、満塁男・木浪が鮮やかに射抜いた。8回、無死満塁のダメ押し機にエスパーダの初球を中越え2点二塁打。昨季打率・444、19打点を誇り、今季も試合前まで打率・500(4打数2安打)、2打点と得意にしながら、18日の7回には投ゴロ併殺打を喫していた満塁機で、リベンジの快音を響かせた。

 「絶対、初球を打ちにいくと決めていた。思い切っていけたのがああいう結果になった。勝利を決定づけられた一打になった」

 快打の予兆はあった。0―2の2回、梅野の犠飛で1点を返し、なお1死三塁で石川から同点右犠飛。「同点にして(上位打線へ)つなげたかった。1球で仕留められて良かった」。続く4回無死一、二塁では右前打し、次打者・才木の押し出し四球につなげた。得点した全イニングに絡む千両役者に、TORACOも木浪にホレ直したはずだ。

 打率・228と苦しみ、同じ42試合終了時点で同・316だった昨季とは別人と言っていい。巨人との開幕3連戦は計7打席無安打。4月2日のホーム開幕戦(対DeNA)で今季初安打を右越え本塁打で飾ったが、低い弾道のライナーを理想としており、本来の打球ではなかった。

 翌3日の朝。木浪は京セラドームへ向かう前、甲子園の室内練習場に立ち寄った。ファーム選手の雨天練習を妨げぬよう、隅の打撃ケージで緩い球を約1時間、逆方向へ打ち返し続けた。日々、復調のきっかけを探し「やるべきことをやろう、と毎日試合に臨んでいる」。思いは伝わっているだろう。雨とともに降り注いだ黄色い声援が何よりの証拠だ。

 「毎日たくさんの人が応援してくれている。それに応えられるようにやっていく」

 TORACOを対象とした球団の投票企画で、唯一、全4部門で5位以内に入り「推しの選手」では堂々トップに輝いた。虎の“アイドル”がお立ち台で見せた無敵の笑顔。残り101試合、何度でも見たい。(八木 勇磨)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください