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乗客「落ち着いて対応」全日空機からオイル漏れ 専門家「パイプ損傷の可能性も」 新千歳空港

STVニュース北海道 / 2024年4月25日 16時27分

北海道・新千歳空港で24日、全日空機からオイルが漏れ、滑走路上で停止するトラブルがありました。

原因は何が考えられるのでしょうか、専門家を取材しました。

24日午後5時40分ごろ、新千歳空港に着陸した全日空機です。

煙のようなものを出して滑走路に止まっています。

(松田カメラマン)「機体のまわりを消防とANAの整備スタッフが調べています」

一体なにがあったのか、機内では…

(アナウンス)「ハイドロという油液があり、3系統のうち1系統が漏れたという表示が操縦席で出ている。飛行機の状態は安定しているので安心してください」

機体は羽田発新千歳着のANA71便です。

着陸後に滑走路を走行中、油圧系統からオイルが漏れるトラブルがあり、一時停止しました。

全日空によりますと、漏れたオイルが温度差によって煙のように見えていましたが、火災現象はなかったということです。

200人ほどが乗っていましたが、けがはありませんでした。

乗客はバスでターミナルまで移動し、予定より2時間ほど遅れて到着しました。

(乗客)「滑走路に降りてブレーキをかけて、普通ならゆっくりターミナルに行くが、そのままゆっくり止まって動かなくなったので、いつもと違うなと。仕事はきょうはキャンセルになった」

(乗客)「トイレに行くとかは自由にしていたので、落ち着いて対応できたのかなと思う」

この影響で、2本ある滑走路のうち1本が一時閉鎖されましたが、大幅なダイヤの乱れはありませんでした。

全日空によりますと、オイルが漏れたのはエンジンに近い右の主翼付近で、原因はわかっていません。

専門家は、オイルが通るパイプが損傷していた可能性などを指摘します。

(航空評論家 青木謙知さん)「油圧システムに使っているパイプにひびが入るとか、あるいは留め具が緩んでいたり。そういったことが考えられる。油圧で主に動かしているのは、一番大きいのは飛行機の舵、油圧が完全に漏れてしまえば舵が動かなくなり、飛行できなくなる。今回の煙の量や着陸できたことから考えると、最悪の事態までいく可能性は低かったと思う」

整備を終えた機体は25日朝に乗員だけを乗せて離陸しました。

国土交通省は、航空事故や重大インシデントにあたらない軽微なトラブルの「イレギュラー運航」に認定する見通しです。

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