大谷翔平に「失恋した恋人」で溢れたトロント客席 ド軍地元紙が皮肉「強い憎しみを溜めていた」
THE ANSWER / 2024年4月27日 15時54分
■昨年12月の“誤報”が生んだねじれた関係
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地ブルージェイズ戦に「2番・DH」で先発し、初回に今季7号ソロを放った。激しいブーイングを浴びせた敵地スタンドを、米カリフォルニア州の地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「まるでフラれて恨みを募らせた恋人のようだった」と痛烈に皮肉っている。
昨オフ大谷はFA宣言した際、ブルージェイズとも入団交渉を行い、自身のインスタグラムでドジャース入りを発表する直前には米記者から「大谷はトロントへ向かった」という“誤報”も流れた。大谷獲得への希望が高まっていただけに、今季初対戦となるこの試合はファンの動向も注目された。
実際は、スタメン発表からブーイングの嵐。初回の打席でも続き、右腕バシットから右翼へ本塁打を放つとボリュームはさらに上がった。これを同紙は「ドジャースがブルージェイズを粉砕した一戦で、ショウヘイ・オオタニはブーイングに本塁打で回答」という記事で伝えている。
「ロジャーズ・センターの満員の観衆はオオタニに対し、彼のFAにおける決断でフラれたような気分になっていると教えようとしたが、ドジャースは12-2で勝利して連勝を5に伸ばした」
さらに「金曜の夜、まるで失恋し、恨みを募らせた恋人のごとく、ショウヘイ・オオタニにブーイングを浴びせた。彼らは、誤報を受けてオオタニが自分たちとの間に深く、そしてより重要な関係性を作り始めるだろうという間違った希望を抱いてしまった昨年12月以来、強い憎しみを溜め込んでいたのだ」と続けている。ブルージェイズのファンが抱いてしまった喪失感が癒されるのはいつの日か。(THE ANSWER編集部)
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