大谷翔平、宿敵相手に驚異の「.500」「1.319」 大ブーイングも黙らす特大弾で“コテンパン”に
THE ANSWER / 2024年5月17日 6時13分
■「スプラッシュ・ヒット」にはあと一歩だったが…
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)まで行われた敵地ジャイアンツ3連戦を終えた。昨オフにフリーエージェント(FA)となった際、獲得レースで敗れたジャイアンツファンから激しいブーイングを浴びながらも、あわや「スプラッシュ弾」の特大アーチも放つなど活躍。終わってみれば3試合で打率.500、OPS1.319など大活躍し、宿敵のファンを黙らせた。
宿敵のホームでも“大谷劇場”が繰り広げられた。ドジャース移籍後、オラクル・パークには初見参。13日(同14日)の初戦、第1打席から大ブーイングが沸き起こった。ただでさえ、ドジャースに強烈なライバル心を抱くファン。FA交渉でも結果的に“振られる”形だっただけに、その声は一層大きくなった。しかし、大谷はモノともせず、初球を叩いて右前打の滑り出し。5回の第3打席では足を生かした内野安打で1打点もマークし、6-4の勝利に貢献した。
2戦目は4回の第2打席に右中間の一番深いところに12号ソロ。ホームランボールが右翼席後方の海に飛び込む「スプラッシュ・ヒット」にこそならなかったが、打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離446フィート(約136メートル)という特大弾だった。その後に単打、二塁打を放ち、3安打の固め打ち。10-2の大勝に貢献した。
3戦目は微妙な判定もあって2つの見逃し三振を喫し、試合も1-4と敗戦。それでも2本の安打を放って気を吐いた。中でも、100マイル超えの剛速球を誇るジャイアンツの守護神ドバルと対戦した9回の第5打席では、101マイル(約162.5キロ)の速球を逆らわずに左前へ。通算204勝のドジャースOBオーレル・ハーシュハイザー氏に「あのショウヘイのヒットはとてもイチローでした」と言わしめたほど。巧みなバットコントロールで敵地ファンにもインパクトを与えた。
大谷は3連戦で14打数7安打3打点1本塁打、打率.500をマーク。出塁率.533、長打率.786で、OPSに至っては1.319という驚異的な数字を残した。オラクル・パークの客席にはオレンジのジャイアンツファン以上にドジャースファンの「青」が目立ち、地元記者やメディアからも嘆きの声が上がったほどで、ジャイアンツは大谷に“こてんぱん”にやられた形になった。(THE ANSWER編集部)
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