1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

長谷部誠がドイツで歩む指導者キャリアの道 〝長谷部ジャパン〟誕生は夢で終わるか

東スポWEB / 2024年4月18日 5時25分

日本代表主将を務めた長谷部誠はドイツで指導者のキャリアをスタートする

第2のサッカー人生は…。ドイツ1部Eフランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(40)が17日、今季限りでの現役引退を表明した。日本代表の主将も長年務めて歴代屈指のリーダーシップを誇った長谷部には、代表監督就任を待望する声も根強い。ただ、欧州でも指導者としての資質は高く評価されており〝長谷部ジャパン〟の誕生は夢のまま終わる可能性もありそうだ。

ドイツ・フランクフルトで会見した長谷部は「家族などと相談して、今が良い時期と総合的に判断しました」と切り出し、「私の決断には2つの理由があります。(身体的に)回復にはもっと時間が必要です。(精神的に)私は40歳で、次のステップへの準備ができています」と決断の経緯を説明した。

長谷部は藤枝東高から2002年にJ1浦和へ入団。08年にドイツへ渡ると、ボルフスブルク、ニュルンベルク、Eフランクフルトで活躍した。日本代表としては主将も務め、W杯には10年南アフリカ、14年ブラジル、18年ロシアと3大会連続出場を果たした。

注目される今後については「まだ長くドイツに残ることを想像できます。ドイツでコーチライセンスの取得をしたいです」と現地で指導者の道に進むことを明言。「スポーツ執行役のクレッシェ、アカデミーのアレックス・リヒターと話をしました。詳細はまだ詰めないといけませんが、アイントラハト(フランクフルト)に残る計画です」と現チームで指導者キャリアをスタートさせる予定だ。

一方で、長谷部は強力なリーダーシップで「日本代表史上最高の主将」との呼び声も高く、協会内で将来的に代表監督への就任を望む声も強い。ただ、日本代表への招聘は意外にもハードルが高そうだ。欧州事情に詳しいある指導者は「長谷部ジャパンはないんじゃないか」と指摘し、その理由をこう説明する。

「ドイツで指導者としての能力もすでに高く評価されていると聞く。名将を生む土壌もあるし、長谷部は欧州の主要リーグで指揮を執れるはず。本人も欧州での成功を第一に考えるだろうし、そこでキャリアを築けば日本代表をやるタイミングはないかもしれない」

長谷部がドイツをはじめ欧州を舞台に名将として活躍すれば、報酬面でも日本代表では手を出せなくなる。日本サッカーへの〝恩返し〟をするにしても、指導者キャリアの晩年などかなり先の話になるというわけだ。

長谷部は昨年3月の会見で、将来的に日本代表監督に就任する可能性について「将来像は全く描けない。サッカーを辞めた後に指導者だったり、いろんな選択枠がある」と言及している。待望論が高まる長谷部ジャパンは実現するのか――。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください