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フリーコンサルで依頼が続く人・続かない人の差 クライアントの信頼を損なわない「働き方」とは

東洋経済オンライン / 2023年12月27日 15時0分

フリーランスで働く際に必要なことや、気をつけるべきこととは(写真:zak/PIXTA)

特定の組織に属さず、個人がその能力やスキルで仕事を請け負う「フリーランス」という働き方が、日本にも徐々に定着し始めています。

フリーランスとして活躍できる職種はますます増加していますが、そのなかでも、今注目なのがフリーランスコンサルタント(フリーコンサル)です。本稿では、コンサル業界を熟知する浴野真志氏、高倉諒一氏が上梓した新刊『フリーランスコンサルタントの教科書』より、フリーコンサルの実態について解説します。

フリーランスには、会社の看板もなければ、上司や同僚もいません。基本的に自分の裁量で仕事を進めることができますが、そのぶん、個人で負わなければいけない責任も大きくなります。

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そのような状況の中で、持続的に案件を獲得できるかどうかは、あなた「個人」としての信用力にかかっています。コンサルティングファームやエンドクライアント、案件マッチングサービスの担当者などからの信用を蓄積していくことがとても重要になるのです。

期待に応える成果を出す

では、個人としての信用を増やしていくには何が必要となるのでしょうか。最も大事なことは、求められるタスクや役割を正確に理解して、クライアントやチームメンバーの期待に応えることでしょう。

至極当たり前のことと思われるでしょうが、すべてのフリーコンサルタントができているかというと、そうではありません。自分のタスクや役割への理解が足りないまま、業務を進めてしまう人が多いからです。

例えば、「1〜2日で、最近の自動車業界についてトレンド調査をしてほしい」と依頼されたときに、ただ「わかりました」と引き受けて、自分なりの理解・やり方で進めてしまうと、役に立たない成果物しか出せません。

「その目的は何か」「国内のトレンドでよいのか」「期間内にどの程度まで掘り下げればよいか」など、まずは認識のすり合わせをしなければ、相手の期待には応えられないでしょう。

上記はかなり分かりやすい例ですが、どんな仕事においても、チーム内、もしくはエンドクライアントと常にコミュニケーションをとって、その都度、合意を得ながら業務を進めていくことが求められます。

このような仕事の進め方は、フリーコンサルタントに限ったことではないでしょう。ただし、独立した途端に、言われたことを右から左へ流すような仕事の仕方をするようになる人がいるのも事実です。

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