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「新卒が辞めにくく年収高い」100社ランキング 新卒3年後離職率が低い高年収企業はどこか

東洋経済オンライン / 2024年2月19日 8時0分

「新卒が辞めにくく年収高い」100社ランキング

「職場の雰囲気がいい企業に就職したい」。これは、就活生の多くが抱く希望ではないだろうか。とはいえ、「雰囲気の良さ」を定量的に測るのは難しい。OB・OG訪問などで1社1社確かめていくにも限界があるだろう。

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そんなときに参考になる指標が「新卒3年後離職率」だ。その名のとおり、新卒で入社した社員が、3年後にどれくらい離職してしまったかをパーセンテージで示したデータで、『就職四季報』では毎年独自調査を行い、各企業の「新卒3年後離職率」を掲載している。

厚生労働省が調査している「新規学卒就職者の離職状況」によると、大卒の新卒3年後離職率は毎年平均30%前後。つまり3年後離職率30%が判断のボーダーラインと言えるだろう。

今回は、さらに条件を厳しく新卒3年後離職率が3%以下の企業について、平均年収が高い順にランキング化した。早速上位企業を見ていこう。

上位に多かったのはあの業界

1位は三井物産。総合商社2位の言わずと知れた大企業だ。2020年4月入社128名のうち、2023年4月在籍者は125名と、かなり新入社員の離職が少ない企業と言える。また、総合商社1位の三菱商事は4%、4位の住友商事は3.9%と、他の総合商社も今回のランキングからは外れるものの低水準の新卒3年後離職率となっている。

2位はレーザーテック。半導体の検査・測定機器を世界に提供するグローバルメーカーだ。2020年4月入社の新卒社員は9人で、2023年4月時点で9人全員が在籍している。

3位は東京エレクトロン(半導体製造装置で世界3位)、4位ファナック(工作機械用数値制御装置で世界首位)と、グローバルな機械メーカーが上位に連なる結果となった。

「新卒3年後離職率」の注意点

「新卒3年後離職率」を読み解くうえでひとつご注意いただきたいのが、採用人数だ。例えば、やむをえず退職した人が2人いた場合、採用が100人の企業では離職率2%だが、4人採用した企業では離職率50%に跳ね上がる。

採用人数が少ない企業は、1、2人の退職が新卒3年後離職率に大きく影響するため、より丁寧に企業の雰囲気を探っていく必要があるだろう。

『就職四季報』シリーズでは、「新卒3年後離職率」に3年前入社者数と3年後在籍者数を併記して掲載している。また、各データの活用方法や隠れ優良企業情報を、公式サイト「シキホー!Mine」でも公開中だ。

1~49位

51~99位

丹羽 夏海:東洋経済『就職四季報』編集部

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