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「加藤茶の循環器病」を遠ざけた妻の減塩料理 少ない調味料でも煮物をおいしく仕上げる方法

東洋経済オンライン / 2024年4月13日 18時0分

冷蔵庫で一度冷やすとおいしくなる「大根とほろほろ鶏肉とゆずこしょうの炊飯ジャー煮込み」(画像:『加藤家の食卓』)

日本人の死因の上位はがんを除けば循環器病が占めている。循環器病とは心臓や血管の病気であるが、加藤茶さんが過去に経験した、狭心症と大動脈解離はまさに循環器病である。妻・綾菜さんの著書『加藤家の食卓』の中でも、医師が「循環器病予防には減塩食を」と説いている。毎日おいしくかんたんに続けられる、綾菜流の減塩レシピを同書より一部引用・再編集して紹介する。

おいしく仕上げるコツは「冷やす」こと

私が減塩料理を作る中で、難しいと感じていたのが「煮物」です。少ない調味料で作ると、なんだか味が決まらない。夫は勝手に醤油を加えてしまうし、私が食べてみてもやっぱり味が薄くておいしくないと感じていました。

【画像】玉ねぎ、酒かす、かつお節、しょうゆで作る「氷だし」のだしがらで作る卓上調味料「めっちゃウマだしがら」

しかし、『加藤家の食卓』を出版するにあたり、料理家の田村つぼみさんから教わった調理法が、その悩みを解決してくれたのです。

その調理法というのは「冷蔵庫で冷やす」こと。本で紹介しているレシピの中に、肉じゃが、大根と鶏肉の煮込み、豚汁などがあるのですが、でき上がったらあら熱をとって、冷蔵庫で冷やします。そうすることで、少しの調味料でも味が食材に染み込んで、温め直して食べた時に味が濃く感じられるのです。

もちろん、「万能 氷だし」のうま味がきいているからおいしいということもありますが、冷やすだけでこんなにも塩味を感じられるとは思ってもみませんでした。

私は仕事で外出することも多いのですが、おかずを作り置きをして冷蔵庫に入れて出かけます。このことにも罪悪感がなくなりました。だって、できたてよりもむしろおいしくなるのですから。ちなみに昔は家のことを何もしなかった(というか、何でもやってあげたいタイプの私が、すべてやっていたのですが、それは夫にとってよくないこと、と専門家にアドバイスいただき、自分のことは自分でやってもらうようにしたのです)夫ですが、いまでは自分でレンジでおかずを温めるようになりました。

冷蔵庫で冷やす方法のほかに、追いがけしてうま味を足すという方法も覚えました。以前ご紹介した、綾菜流「万能 氷だし」を作ったときに出る、だしがらを活用して、もうひとつ、卓上調味料が作れます。これがいい仕事をしてくれるんです。作り方も超カンタン。減塩料理をランクアップさせる「めっちゃウマだしがら」があれば、夫の加トちゃんも大満足です。

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