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「東大→東大院」高学歴アイドル悩む"肩書の葛藤" 「言いたくなかった…」"東大卒"雲丹うにの半生

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 7時31分

東大院の1年次、キャリア1組目のグループに在籍していた当時は、東大卒の肩書によって「ミーハーな人たちがたくさん来たら、嫌だ」と思っていた。

「東大のフィルター」はなしで見てもらいたい。あくまでも勝負するのはパフォーマンスで「アイドルにしては、頭の回転が速い」と驚いてもらいたかったという。

しかし、現在では「グループのためになるなら」と心境は変化。

「学歴は努力の結果」と悟り、前面に出している。グループの特典会では、地頭のよさから「話せば面白そう」として、足を運んでくれるファンもいると喜ぶ。

活動の幅が広がるにつれての苦労も。

ステージではリラックスした表情で愛嬌をふりまくが、テレビ出演では「緊張」も絶えない。

ただ、慣れない環境だけが理由ではない。そこにも、育った家庭環境が影響しているのは、雲丹らしいと思える。

東大合格を目指していた中学校時代、高校時代は、実家で「ニュース番組と、自然の風景を流す番組しか見られなかった」と回想。

当時は、学校で友人が「月9が〜」と話していても「何のこと?」と聞き返すほどで、バラエティ番組などは「ほぼ見てこなかった」という。

ただ唯一、水曜日の夜だけはチャンスが。親が趣味のヨガへと出かけている間だけは『クイズ!ヘキサゴンII』と『はねるのトびら』を見られた。

とはいえ、両親の「下品な笑いが好きじゃない」との持論を理由に「みんなが当たり前に知っているテレビ番組」を見ずに過ごしてきた、青春時代の“ブランク”も。

テレビ出演時には「失礼ながら、共演者の方がわからないときもあって……」と苦笑する。

はたから見れば“超温室育ち”で、青春時代のバラエティ番組にほとんどふれてこなかった雲丹が、芸能人として知名度を高めつつあるのは数奇だ。

しかし、その純粋さも、彼女ならではの持ち味といえる。

自身で「向いている」と胸を張るアイドルとして、ソロタレントとして、その未来はきっと明るい。

*この記事の前半:「東大→東大院」アイドルの"超壮絶すぎる青春"

カネコ シュウヘイ:編集者・ライター

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