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「続かない」人が「続ける」体質になる簡単な方法 「1日5分」をコツコツ続ければ毎日が変わる

東洋経済オンライン / 2024年5月3日 15時0分

本を読んだら、「続けられそうな」ことを一部だけマネして続けてみる。

『仕事がはかどる 禅習慣』(枡野俊明 著、マガジンハウス)という本に、1日のはじまりに仏壇など、決まった場所に手を合わせて感謝の言葉を口にする朝の習慣が紹介されていた。

簡単そうだし、マネしてみようと思った。仏壇はないけど決まったところに手を合わせることはできるので、ベランダから神社のある方角を向いて手を合わせることにした。

だけど、「感謝の言葉」を口にするのがちょっと恥ずかしくて抵抗があった。そんなの続けられるかなと思ったので、「同じ方向に手を合わせる」といういちばん簡単なアクションだけを取り入れてマネしてみた。

最初は手を合わせるだけだったんだけど、2年続けたら自然に声に出して感謝するようになっていた。

続けていくうちに自然にそうなった。

「きちんとやる」より、小さく「続ける」ことで自然に変化していった。最初からきちんとやろうとすると長続きしない。

まずは小さく自分サイズに変換して、続けていくうちに形を整えていく。だからまずは「続くほう」を選ぶ。

1日5分で人生に革命を起こす

小さなことに意識を向けることに慣れたら、少しだけ拡大してみる。だいたい5分で終わりそうなことで考える。

「たった5分?」と思うかもしれない。でも5分は決して短くない。

試しに5分集中して何かをやってみるといい。5分身体を動かすと、けっこうな運動ができる。

本ならじっくり読んでも10ページ以上は読める。集中した5分は決して短くない。

たとえば毎日5分踊る。ダンスを「1日5分」毎日練習したら、それを365日、1日も休まずに1年続けてみたら、無理だと思っていたフリを覚えられるかもしれない。 

たとえば毎日5分長編小説を読んだら。「時間がなくて読めない」と思っていた本を数カ月後に読み終わっているかもしれない。

実際、わたしはそうやってダンスも長編小説を読むことも、「時間がないから無理だな」と思うことを1日5分続けることでやり遂げている。

「1日5分だけ」は、「無理かも」を「やれる」に変える魔法の考え方だ。とにかく「できるサイズに小さく」してみる。そして細切れにして小さく毎日続ける。

日々の実感として大きな変化はないかもしれないけど、毎日5分を休まずに1年続けてみたら、世界が変わっているのを実感できるはずだ。小さくても確実に変化は起きている。

毎日5分だけやることで、「やれない」は「やれる」に変わる。これは小さな毎日の行動革命だ。まずは大きな山を「小さな5分」に変換して考えよう。

井上 新八:ブックデザイナー・習慣家

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