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「電話が苦手な人」に教えたい"AIが応答"の便利術 知らない相手からの"応答"にもうってつけ

東洋経済オンライン / 2024年5月14日 7時50分

一部のAndroidスマホには、電話をアシストする機能が搭載されている。左はPixelの「通話スクリーニング」、右はGalaxyの「テキスト通話」(筆者撮影)

電話に苦手意識を持つ人が、増えている。情報通信会社のソフツーが2023年に実施したネット調査では、全体の約4割がそのように感じているという。その割合は、若年層になればなるほど大きくなり、20代、30代だと7割にものぼる。LINEをはじめとしたメッセージアプリの普及が、その理由だ。メッセージサービスとは異なり、着信があると取らなければ相手の用件がわからず、自分の時間に割り込まれてしまったように感じる人もいる。

【画像】電話がかかってきたとき、「通話スクリーニング」ボタンを押すだけ。大抵の相手は、このモードになったときに電話を切ってしまう

もともとは通話が主な機能だった携帯電話から発展したスマートフォンだが、今ではデータ通信を利用することのほうが多くなった。そんな実態を反映してか、一部のAndroidスマホでは、電話の不満を解消するような機能が搭載されている。AIを駆使して、自分の代わりに電話を取ってもらったり、保留で待たされている間に放置しておいたりできるような機能がそれだ。

こうした機能は、グーグルの純正スマホであるPixelに搭載されてきたが、サムスン電子のGalaxyシリーズも、「Galaxy AI」を搭載して以降、電話を高度化する機能に対応し始めている。使いこなせば、電話の苦手意識を克服できるかもしれない。ここでは、PixelシリーズやGalaxyシリーズを中心に据え、Androidスマホで電話をもっと快適に使うための技を紹介していきたい。

代打としてAIを活用し、用件だけを聞く

電話で面倒なのが、相手の用件があらかじめわからないということ。メッセージであれば文面を見て、緊急性を判断し、自分のペースに合わせて返信できる、着信音が鳴るだけの電話だとそうはいかない。相手の電話番号は画面上に表示されるが、その優先順位を事前に判断できないのが難点。自分の時間に割り込まれてしまうように感じられるのは、こうした仕様によるところが大きい。

このような問題を解決できるのが、Pixelシリーズに搭載された「通話スクリーニング」という機能。自分が電話を受ける代わりに、AIが応答し、相手の声をテキスト化して画面に表示してくれる。作業中に電話がかかってきて集中力を削がれることまでは防げないが、その電話に出て時間を使うべきかどうかは判断できる。知らない相手からの営業電話をシャットアウトするにも、うってつけの機能だ。

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