1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「ランクル250」超絶値上げと納期遅延の裏事情 全ユーザーに優しいトヨタであってほしい

東洋経済オンライン / 2024年5月18日 11時40分

従来比130~180万円アップしたランドクルーザー250

SUV人気が高い今、新車で販売される小型/普通乗用車に占めるその割合は、30%を超える。その販売規模はミニバンを抜いて、コンパクトカーと同等だ。

【写真】従来比130~180万円アップ!ランドクルーザー250はどんなクルマ?内装や外装を見る

人気の車種は、トヨタなら「ヤリスクロス」「カローラクロス」「ハリアー」、ホンダなら「ヴェゼル」や「WR-V」で、いずれも乗用車と共通のプラットフォームを使う。つまり、売れ筋はシティ派だ。

一方、これらシティ派SUVが増えた反動もあり、悪路向けのヘビーデューティーなSUVにも注目が集まる。もともと悪路向けのSUVは優れた走破性能を発揮しづらく、重いボディやそれによる燃費の悪さ、価格の高さといった欠点も多い。

その結果、1990年代に一世を風靡した三菱「パジェロ」や日産「サファリ」「テラノ」、トヨタ「ハイラックスサーフ」などは生産を終え、選べる車種が大幅に減った。

そんな中で、再び注目を集めたものだから、新型車が登場すると過剰に注目される。この人気を急上昇させた悪路向けSUVの代表車種が、トヨタの「ランドクルーザー」シリーズだ。

【写真】ランドクルーザーシリーズの250/300/70を見る(40枚以上)

国内でもっとも長い歴史を持つクルマ

ランドクルーザーは、もともと「トヨタジープ」として1951年に発売。この名称が当時のウイリス・オーバーランド社の商標に抵触するため、1954年にランドクルーザーへ改称され、その歴史をスタートする。

初代「クラウン」の発売が1955年だから、国内ではもっとも長い歴史を持つクルマだ。悪路向けの4輪駆動車として世界的に高い支持を得てきており、車名も知れ渡っている。そんな中で、最近は新型車が多い。

2021年に「ランドクルーザー200」が14年ぶりにフルモデルチェンジして、「ランドクルーザー300」になった。2023年には、1984年に誕生したロングセラー「ランドクルーザー70」が、大幅な改良を受けて国内販売を再開した。

そして2024年4月には「ランドクルーザープラド」の新型が、新たに「ランドクルーザー250」の名称となって発売されている。直近でもっとも注目されるのは、この250だ。

エンジンは旧プラドと基本的に同じで、直列4気筒2.7リッターのガソリンと、2.8リッターのディーゼルターボを搭載する。ディーゼルのATは6速から8速に進化したが、エンジン本体に大きな変化はない。ガソリン車は、6速ATのギアを含めてプラドとほぼ同じだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください