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ANA HD社長「MSJの代わりが必要」 開発中止した三菱国産ジェットの“ローンチカスタマー”は何を選ぶのか

乗りものニュース / 2024年4月30日 7時12分

ANAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

開発中止という結果に終わった三菱重工グループの「MSJ(三菱スペースジェット)」。このローンチカスタマーだったのが、ANA(全日空)グループです。同社はMSJの代わりの旅客機に何を選ぶのでしょうか。

代替機は「2024年に選定?」

 2023年、開発中止が発表された三菱重工グループの三菱航空機が手掛けるジェット旅客機、「MSJ(三菱スペースジェット)」。このローンチカスタマー(初期発注者)だったのが、ANA(全日空)グループです。同社はMSJの代わりの旅客機に何を選ぶのでしょうか。

「MSJに代わる100席前後の機材の調達が課題だろう」。2024年4月に行われた決算会見で、ANAホールディングスの芝田浩二社長は次のように話しました。同社は2023年度に過去最高の営業利益を達成し、芝田社長は「2026年度以降の中長期的な成長に向けて、事業規模を拡大するためのフリート戦略について、先を見据えた検討をしていきます」と表明しました。

「エンブラエルとボンバルディアはあくまで候補のひとつとしてお声がけしたいと考えていますが、私達が足元でアプローチをしているですとか、そういった段階ではありません。この1年かけて機材選定については議論を深めて行く予定です。国際、国内ともにマーケット特性に応じた機材選定を、国際・国内ともに進めていきます。現在のところ、具体的な内容はお示しできませんが、楽しみに待っていただければと思います」(芝田社長)

 エンブラエルはブラジルの航空機メーカーで、近年では100席前後の客席数を持つ「E-Jet E2」シリーズなどを製造しています。ボンバルディアはカナダの航空機メーカーで現在、MSJクラスの旅客機は製造していませんが、かつて開発された120席から150席クラスの「Cシリーズ」が、現在エアバスの「A220」として海外の航空会社で運用されています。

 なおこのほか、2024年度には、国内高需要路線向けのボーイング787-10が5機、エアバスA320neoが2機、同社に導入される予定です。

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