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ロシア軍の「超高速船」を破壊?ウクライナの水上自爆ドローンが占領下のクリミアに潜入

乗りものニュース / 2024年5月14日 18時12分

ウクライナ軍が使用している水上ドローンの一例(画像:ウクライナ国防省)。

突入する瞬間の映像も。

水上自爆ドローンが「突入する瞬間」の映像も公開

 ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2024年5月、ロシア占領下のクリミア半島で、水上自爆ドローン「マグラV5」を使用してロシアの高速巡視艇を破壊したと発表。攻撃時の映像も公開しました。

 GURによると、攻撃を担当したのは特殊部隊「グループ13」とのこと。ロシアの「マングース」高速巡視艇を破壊したとしています。
 
 この高速巡視艇は、パトロールや捜索救助活動などに使用される艦艇で、最大速度は50ノット。2000年に生産が開始されています。公開された映像は、「マグラV5」が攻撃を受けつつも高速巡視艇に接近し、突入する瞬間を捉えています。

 ウクライナ軍は有力な艦艇を保持していませんが、水上自爆ドローンなどを活用した非対称戦術により、ロシア海軍の黒海艦隊に打撃を与えています。黒海艦隊は相次ぐ損害により、艦艇の大部分をクリミア半島にあるセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで後退させており、活動も低調になっています。
 
 ウクライナの水上自爆ドローンは、黒海におけるロシア海軍の行動を制限し続けているようです。

【映像】ロシアの高速巡視艇が破壊される瞬間

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