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「お待ちどうさま“シャトル”です」 葛西に登場した「超っ速タテ軸バス」とは 地下鉄の運休工事で強い味方に?

乗りものニュース / 2024年5月15日 9時42分

「シャトル☆セブン」亀有行き(乗りものニュース編集部撮影)。

2日間に及んだ東京メトロ東西線の一部運休を伴う改良では、周辺路線への迂回が呼びかけられましたが、沿線の駅からの縦移動は容易ではありません。しかし葛西駅には、その強い味方になりそうなバスがやってきます。

その名は「シャトル☆セブン」

 2024年5月11日と12日の土日、東京メトロ東西線は南砂町駅改良工事に伴う線路切り替え工事のため、東陽町ー西葛西間で2日間にわたり運休となりました。期間中は周辺路線への迂回が呼びかけられました。

 東京都心方面と千葉の移動は、JR総武線や京葉線、京成線、都営新宿線など、並行する他路線への迂回も比較的容易です。やはり、影響が大きいのは東西線の沿線、特に工事区間の東側の各駅に住む人々でしょう。迂回先は京葉線や都営新宿線が視野に入りますが、いずれも東西線の駅からはけっこう離れています。

 なかでも両路線との距離が離れる駅のひとつが、葛西駅(江戸川区)です。ここでどの駅へ移動しようかと考えていると、とあるバスがやってきました。「お待ちどうさま。シャトルの亀有行きです」――そうか、このバスがあったか!と手を打ちました。

 このバスは、京成バスが運行する「シャトル☆セブン」。東京ディズニーリゾートから都県境を越え、環七通りを北上し、JR総武線の小岩駅もしくは、常磐線の亀有駅(葛飾区)までを結ぶ路線です。亀有行きは環七通りのほぼ東半分を走破するという、地域の貴重な“縦軸”の移動手段となっています。

「シャトル☆セブン」は一般的な路線バスとは違います。専用の車体デザインや内装はもちろん、主要なバス停のみに停まる急行運行を行っているほか、バスが通過する際の信号の間隔を調整し信号待ちを減らす「公共車両優先システム(PTPS)」を導入するなど、輸送力とスピードを重視しています。

 東京ディズニーリゾートを出ると、京葉線の葛西臨海公園駅に立ち寄ったのち、環七をひたすら北上。葛西駅ー一之江駅間は、交差点の立体部を走行して、他の系統では停車するバス停を飛ばし、数分で到着します。この間は5つのバス停がありますが、停車するのは「古川親水公園」のみです。

 早朝から23時台まで運行しており、日中・夜間も本数は1時間あたり3ー4本。22時台に亀有方面を利用すると、ディズニー帰りの人の姿もちらほら見られました。22時台のほうが21時台より1本多いのも妙に納得です。

 なお、南砂町駅の工事進捗に伴う東京メトロ東西線の部分運休は、今後も行われる見込みです。沿線の駅と並行路線を結ぶバスは他にもありますが、環七通りという分かりやすい縦軸を結ぶ「シャトル☆セブン」の存在は、覚えておいて損はないかもしれません。

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