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野村麻純「吉高由里子さんの懐の深さに甘えています」 大河ドラマ初出演で主人公まひろの友人さわを好演【「光る君へ」インタビュー】

エンタメOVO / 2024年4月14日 20時45分

-さわの大好きなまひろは、劇中で上級貴族たちから「虫けら」「鼻くそのような女」など、散々な言われようですが…。

 さわはそれを知りませんが、もし知ったら、どんなに身分の高い相手でも、くってかかるでしょうね。それをまひろに「さわさん、そんなことしなくていいから!」と止められる姿が目に浮かびます(笑)。



-まひろ役の吉高さんとの共演はいかがですか。

 一緒にお芝居できることが、本当に幸せです。すごくチャーミングで、いつも現場を楽しく盛り上げてくださって。その上、常に気にかけてくださるので、さわがまひろにグイグイ行くように、私も吉高さんの懐の深さに甘えて、いろんな相談に乗ってもらっています。吉高さんもそれにきちんと答えてくださいますし、どんなお芝居も受け止めてくださるので、ものすごく安心感があって。感情的になったさわがまひろに思いをぶつけるシーンでは、「カット」がかかった後も涙が止まらずにいたら、吉高さんが「こんなに泣いて…」と、親指で涙を拭いてくださったんです。思いがけないことで感激しました。

-視聴者として「光る君へ」の魅力をどう感じていますか。

 私も第一回から欠かさずオンエアを見ていますが、皆さんと同じように、まひろと道長の関係にはやきもきしっぱなしです。台本を読んで話は知っているはずなのに毎回新鮮で、テレビに向かって「くるよ、くるよ…」とか「ダメ、ダメ!」みたいな感じで突っ込みながら見ています(笑)。直秀(毎熊克哉)が亡くなるときは、知っていても誰にも言えなかったので、「この苦しい思いを、どうしたらいいの…?」と悶々として。オンエアも「死なないで!」と、ものすごく感情移入しながら見ていましたが、直秀が亡くならないとさわの出番が来ないので、すごく複雑でした。

-お気に入りの登場人物を教えてください。

 登場人物全員が魅力的ですが、中でも私のお気に入りは、(源倫子の飼い猫の)小麻呂と藤原実資(秋山竜次)さんです。

-初めての大河ドラマの現場を経験して、役者として学んだことは?

 役者は自分の力だけで役を演じられるわけではなく、皆さんの協力があって初めて、カメラの前に立つことができるんだなと痛感しました。もちろんそれはどの作品でも同じですが、大河ドラマは携わる方が多い分、よりそれを実感して。現場では美術スタッフの方が素晴らしいセットを用意してくださいますし、所作指導に加えて小道具も、琵琶から筆の使い方まで、一つ一つ指導してくださる先生がいらっしゃいます。その上、練習期間も含めて多くの時間と人が関わり、ほかのキャストやスタッフの皆さんにいろんなことを相談し、毎日その積み重ねの中から作品が生まれていく。撮影も、皆さんが現場で見守っていてくださるので、リハーサルでは緊張しても、カメラが回ると不思議と緊張が解け、余計なことを考えずにお芝居ができるんです。そういうことまで含めて、皆さんのおかげだなと、改めて思いました。

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