健康意識を調査 乗り合いタクシー実証実験の結果は?
テレビ北海道 / 2024年5月7日 17時6分
札幌・厚別区で行われた乗り合いタクシーの実証実験の結果が出ました。市内で最も高齢化が進む厚別区のもみじ台地区で札幌市立大学がことし2月に行った「しあわせタクシー」。これはオンデマンド型の乗り合いタクシーを利用することで高齢者のポジティブヘルスと呼ばれる主体的な健康意識の変化を調べる実証実験です。今回の実験の大きな特徴は…実験に入る前に、参加者がスマートフォンを使ってタクシーを予約できるよう、スマホやアプリの使い方などを事前に複数回にわたって学んだことにあります。
参加者「検索してくださいって出ても検索の仕方がわからなかった」。
小林准教授「スマホが使えるという喜び、そこから生きがいを見つけてもらってさらにタクシーに乗っていろんな所に行くことができる、そこで健康をさらに増進させていくことを目的にしています」。
実証実験には28人が参加しました。そのうち23人が1度はタクシーを使い、最も多い人だと26回利用しました。
利用者「おかげさまで、ほんとに助かってます。幸せタクシーは幸せ時間ですって。これは足になりますね、我々みたいにあまり出歩かないものにはこういうの是非やってほしいですね」。
実験後のアンケートでは、8割以上が「満足」と答え、ポジティブヘルスについては「社会的参加」や「身体機能」など構成する6項目全てで平均値が上昇しました。ただ、今回の実験は全てタクシーの利用料が無料でした。
小林准教授「やっぱり(料金が)タクシーと同じぐらいだと厳しい、だけどバスよりは高い値段を払ってもいいよっていうような意見の利用者さんがいて、お金が発生したとしても利用したいっていう方が大多数いた。そのため、実際にこの仕組みを社会に導入するにはコスト負担が課題になります。例えばオペレーターはいなくてスマホは完全に使えると多分人件費も安くなると思うので、なるべくコストを下げるような工夫ができれば。行政のサポートプラスアルファユーザーの負担によって実現することは将来的には可能になるかもしれない」。
大学はこの結果を学会のほか、札幌市や地元のまちづくり会議にも報告するということです。
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